【インタビュー】Yeti 2月3日、5thミニアルバム『光』リリース

見えないものを懸命に見ようとしている感じがした。それがYetiの音楽に出会った時の第一印象。2月3日にリリースされたニューミニアルバム『光』は、そんな彼らが作り上げた最強の作品だ。それは未来を照らし、真実を照らし、苦しい過去すら隠すことなく照らし出す。より強く、より優しく、より「深化」を遂げた彼らが解き放つメッセージとサウンドは、きっと聴く人の心にも作用して、心地よい「光」を灯すことだろう。

取材・文/大窪由香

Yetiアー写

——2月3日にミニアルバム『光』が発売になりましたが、どういう過程で今作に向かわれたのでしょうか? コンセプトはありましたか?

涼木聡「僕らはバンド結成からずっとミニアルバムという形態のみをリリースし続けてきているんですけど、僕らとしても2016年はさらに新しい一歩を踏み出したいなっていう目標があって。曲に起こしたものをずらっと並べて、新しい名刺替わりになるようなものをチョイスした、という感じです」

多村直紀「がっつりとしたコンセプトみたいなものは特になかったかな」

——候補曲はたくさんあったんですか?

涼木「そうですね。結構ありましたね」

多村「少なくとも10曲やそこらではないですね。もっとあったかな」

涼木「その中で、これを出したいねっていうものは、自然とメンバー間で一致するんですよ。だから選ぶ時に苦労はしなかったです」

多村「Yetiの世界観を作っているのは聡で、メインコンポーザーとしてこういう世界観を作りたいっていうことをちゃんと言葉でも言ってくれるし、音でもストレートに表現してくれるので、メンバーそれぞれが同じビジョンを持てる。そういう部分では結構頼りにしてるんですよ」

涼木「そうなんですよ。頼りにされちゃうんですよね(笑)」

多村「(笑)。音について、アルバムについて、ライブについて、世界観をちゃんと作ってくれるので、僕らはやりやすいです」

——なるほど。音作りに関しても、作曲者である涼木さんがイニシアチブをとられるんですか?

沢村英樹「音に関してはざっくりとしたものがあがってきて、そこからそれぞれパートごとに自分なりのアレンジをしていく感じです」

涼木「イメージで言うと、メンバーで土を耕すんですよ。そこに僕がいろんな種を蒔いていくんですね。そこにみんなが栄養だったり水だったり光だったりを与えていって、ニュルッと出てくる感じなので」

多村「何が出てくるかは分からないんですよ(笑)」

涼木「途中で腐っちゃう種もあるし、めちゃめちゃキレイに咲く花もあるし」

——花だと思ってたら果物だったり?

涼木「そうそう。果物だったり、大根だったり(笑)。なので僕を頼りにしてると言いつつ、サウンド面はメンバーがかなり徹底して広げて色付けてくれるので、デモからはかなりかけ離れた仕上がりになっていますね」

——では、一曲ずつお話を伺っていきたいと思います。「xi-sai-」は言葉の響きが面白い楽曲ですね。

涼木「曲によって歌詞を先に書いたり、バックの音楽が浮かんで書いたりといろいろなんですけど、この曲は一番最初に漠然と歌詞を書いていて。実は3年ぐらい温めていた歌詞なんですよ。その3年前っていうと、このバンドが結成される頃で、その頃にしか書けないエネルギーがあるなと。saiっていうのはサイコロのサイのことで、イメージとしてはボードゲームなんです。ふりだしに戻ったり、思わぬ落とし穴が途中にあったり、そういう紆余曲折を経て人生が広がっていく感じというか。それが今のバンドの環境や身の回りの空気感に似ていて、今これを練り直したら一番いいんじゃないかっていうところでフレーズを煮込んで作り始めたのがきっかけなんです。だから3年前の、バンドを始めるぞって言った時の覚悟してる部分だとか、この4人で新しい第一歩を踏み出そうと覚悟してる部分がすごくリンクしたので、思いがけず自らの応援歌みたいになっちゃってる部分もあります。とにかく前に進む。『光』ってアルバムタイトルの通り、光は進むものなので、そのスピードみたいな部分を表現できているのかなと思います」

——はい。すごく疾走感が出てると思います。あと、ドラムから始まって、ベース、ギターと順番に音が重なっていくイントロも印象的でした。

涼木「ちょっと勝負だったんですけどね。一曲目がまずソロ演奏から始まるっていう」

多村「今まで、こんなふうにドラムの音のみで始まる曲はなかったんじゃないかな。あと、ちょっとファンクなリズムで叩いたことも今までそんなになかったし、全体的にチャレンジでしたね、この曲は」

沢村「ギターもセクションごとに結構アプローチが違う曲なんで、サビが一番パワーがあるようにイメージして作ったのを覚えてます」

Bikkey「この曲は絶対にドラムがかっこよくなるなって思ってたんで、それ以上にかっこいいスラップを入れないと、たぶん次の曲に俺だったら飛ばしちゃうなと思って。かなり気合いを入れて考えましたね」

——2曲目の「uso」は言葉がとてもストレートで。

涼木「バンド側の音がすごく力とか男、汗みたいなところを表現してくれたので、歌詞はシンプルなんですけど浮かずになじむように歌えたっていうのがボーカリストとしては助けられた部分です。ちょっと面白いなと思うのは、「uso」ってタイトルなのに本当のことを言ってるところで(笑)。バンドとしてはすごくライブが見えてくる一曲です。ギターがすごく引っ張ってくれてるのかな」

沢村「そうですね。歌詞は感情的なんですけど、歌い回しとか歌い方が結構淡々としていて、感情を隠した感じで歌っているので、ギターでその感情の部分をリンクさせようかなと思って弾きました」

涼木「みんな正直にこの曲とぶつかりあってくれて。ドラムもパワーが一番出てる曲でもあるし、一番忙しそうな曲でもあるし(笑)」

多村「はい、忙しいですね(笑)」

涼木「ベースはギターの支えになる感じで。Yetiのフレーズは結構こまごまとしたフレーズが多いんだけど、Bikkeyが一番かっこよく弾けるのって、ダウンピッキングだとか、8ビートだよね」

Bikkey「そうだね、もともとはパンクとかそういう音楽を聴いてベースを弾いてきたんで。でもYetiになってから、ちょっと細かいファンクとか、そういうグルーヴも取り入れてやるスタイルになったんです」

涼木「彼の部屋にたまに行くんですけど、枕元にまあ堅苦しい本がいっぱい並んでるんですよ」

——堅苦しい本って、例えばどんな本ですか?

涼木「ベーシストとして、みたいな(笑)」

Bikkey「そう言われて改めて考えると確かに(笑)。音楽理論やコードの本とか」

涼木「あと、ミュージシャンの自伝本とか、ビジネス関係の本とか(笑)。すっごい寝づらいんですよね、あのベッドの枕元は」

Bikkey「うん、あれは寝づらいね(笑)。言われて初めて気付いた。心配性なんですよ、たぶん」

涼木「それもバンドの意見の相違が少ないバンド故かもしれませんね」

——と言いますと?

涼木「Yetiは“いいね、かっこいいね”っていうポイントがみんな近いんです。逆を言うと違う意見が出ない。そういう意味で刺激みたいなものがないのかもしれない。いい意味でも悪い意味でも。だから、読み続けてください(笑)」

——「high light」はエレクトロサウンドで、他の楽曲と少し印象が違いますね。

涼木「原案はもっとエレクトロでしたね」

多村「ドラムはほんとに打ち込み!っていう打ち込みで」

涼木「一番最初のデモをみんなに聴いてもらった時は、これをどうやってバンドでやるんだろうって思ったかもしれないですね」

——楽器陣のみなさんは、聴いた時どう思われたんですか?

沢村「最初の段階からさらに、このぐらいが正解かな?ってアレンジを直したものを聡くんが持ってきてくれたので、僕はそこからがっつり料理した感じなんですけど、アレンジというよりはバランスが一番大変だったかな。生のバンドサウンドとエレクトロな部分をどれぐらいのミックスで仕上げていくか。そのバランスを4人ですごい話しました」

多村「この曲はただの裏打ちの4つ打ち曲にするのがつまらないなと思って、イントロにスネアのロールを入れたりして。ずっと4つに感じられるリズムは刻んでるんですけど、フレーズを全然違うようにしたり、ちょっと頭を使いました」

Bikkey「ベースは休符を使ったりして、聴いてくれるオーディエンスが踊れるようにするにはどうするかっていうことを常に考えていて。ライブでお客さんがちゃんとノってくれたらいいなってことを一番にフレーズを作りました」

——歌は、リフレインがものすごく中毒性がありますね。

涼木「そうですね。メロディ自体が太いというか、迫ってくるメロディになってると思うんですね。歌詞はこれもすごく正直な感じで(笑)。一曲目の「xi-sai-」とちょっと対比しているというか。「xi-sai-」が光の進む部分、先端の部分を表現しているとしたら、「high light」は光が尾を引いた部分のイメージがあって。ちゃんと過去も含めて進んでいるような感じ、そういう印象やイメージで仕上げていったんです。僕、あんまり根がポジティブじゃないんで、すごく理論で考えがちなんです。なので、あっけらかんと“頑張れ”って言ってる歌はあんまり苦手で。もちろん、頑張れよって正直に歌えるような大きいアーティストにもなっていきたいんですけど、僕なりの頑張れの伝え方ってなんだろうって考えた時に、ぱっと出て来たのが、未来を信じろっていうエネルギーよりも、過去もちゃんと連れていけ、みたいな。嫌な思いを捨てて未来だけ見てても違うんじゃない?って。それを突き詰めた結果、こういう歌詞が出てきました。だから「xi-sai-」の闇の部分という感じですかね」

——闇の中にいても、光を見ている感じがありますもんね。

涼木「そうですね。光の中の表と裏、この曲はその裏の面かなと思います。……今いいこと言った?」

Bikkey「それを自分で言わなきゃ大成功なのに(笑)」

——誰かが言ってくれるのを待ってたんですよね(笑)。

Bikkey「ああ、そうか。ごめんごめん」

多村「じゃあ、次からそのセリフはBikkeyの役割で(笑)」

——では「limiter」。この曲もライブがイメージできるようなハードな曲ですね。

涼木「この曲は確か、アルバムの中でも一番最後にできた曲なんですよ。収録曲が決まってきたところで、こういう曲がなかったね、って。だからある種一番の最新作。「limiter」はギターから始まる曲で、ドラムもパワフル。脇が締まってない、手の振りが大きいような感じだよね」

沢村「かつ、細かいこともやりつつね」

多村「この曲は足が大変なんですよ(笑)」

涼木「ツーバスだからね。もともと多村は若い頃、メタルのフレーズを結構叩いていて。Yetiはメロ先が多いので、どうしてもそれを入れにくいんですよ」

多村「Yetiではそういうフレーズを入れるより曲を活かすことを考えてたんですけど、そしたらこの曲がきたので、“お、これはやるしかないな”と(笑)」

涼木「彼のバックグラウンドがあったからこそ仕上がったビートだなと思いますね」

沢村「ギターに関しても、オシャレ感とかも何も考えず、近未来的なものをイメージしつつ、グランジロックなんかもイメージした音になってます」

涼木「それぞれのいいところを一番知ってるのがメンバーなんですよ。だから例えば沢村っていう人間のちょっと汗臭い部分と、多村のやんちゃな部分と、みたいな、そういう感じで僕もメンバーが演奏しているイメージを意識して曲を作ってるんだと思うんです」

——メンバーそれぞれの得意なところ、好きなところを活かせる場所を作っているんですね。

涼木「そうなんです。バックグラウンドを活かしていくことで、幅を広げることができて、バンドとしてまだ飛び込んだことのない世界の曲になれるんです。それは「limiter」っていうタイトルにも直結していると思っていて」

——歌詞は自分を鼓舞するような、そんな感じがあります。

涼木「自分の中のアク抜きというか、尖っている部分をフルに起こしてみたくて。尖れ尖れ、もっと僕は言葉を届けたいんだ、深いところまで言葉を届けたいんだって思って書いたら、結果自分への応援歌になってしまったというか(笑)。言葉は強いんですけど、結局すごく優しいことを言ってませんか?って。大丈夫だよ、頑張れよって言ってるように聞こえてくるんですよ。意外に聴き終わった後がバラードを聴き終えた時のような感覚になるというか。ああ、じゃあ頑張ってみようかなって思えるような、そういう不思議な曲です」

——涼木さんは根が優しい方なんですか?

涼木「根が随分と優しいですよ」

沢村「愛にあふれた人だよね」

涼木「愛でしかないもんね」

——(笑)。Bikkeyさんはいかがですか?

沢村「Bikkeyはこの曲、チャレンジ的なところがあったんじゃない?」

涼木「この曲はベースフレーズを何回も作り直したもんね。難しい曲なんだと思うんですよ。みんながやんちゃなアレンジをしたらぶつかるし、やんちゃしなければすごい大人しいアレンジになったりする。そういう意味でこの曲は勉強になった曲ですね」

Bikkey「うん。勉強になった。この曲は一番勉強になった」

涼木「タイトル通りね」

Bikkey「いいこと言ったね」

涼木「いまいち、あんまりいいこと言ってなかったし……そこじゃなかった」

(一同爆笑)

——「doc」はすごく情景が見える曲ですね。ねじを回す音から始まって。

涼木「docはドクターの略称で。冒頭から博士って言葉が何回でてくるんだってぐらいなんですけど(笑)。普段から僕は、絵本とか物語とか短編小説とか、完結してくれるような話が好きなんです。この歌詞はメロディ関係なくガーッと書きなぐって添削して。仕上がってみたら、これはたぶんアコースティックなちょっと暖かい音が必要なんだろうなって思って、沢村にお願いしたんです」

沢村「お願いされる前から、この曲いいねって言ってて」

涼木「そうだった(笑)。お願いする前から、沢村がアコギを買ってきたんです。曲出しの時からすごいうるさかったんですよ。まだ収録曲として決まってないのに、『さとちゃん、俺、絶対「doc」やるから。もうギター買ってきたから』って(笑)」

——熱いですね(笑)。沢村さんはこの曲のどういうところに惹かれたんですか?

沢村「世界観が好きなんですよ。歌詞とメロディラインと。デモを聴いていたら、アコースティックギターが一番しっくりくる曲だなと思って。実は僕の人生の中で、レコーディングでアコーステックギターを使ったのは今回が初めてだったんです。この曲で初めて弾ければなおさらいいなと思って買いに行って。無機質な感じの中に優しさとか暖かさがあるような、そういうイメージで弾いてます」

涼木「ベースもドラムもかなり歌に寄り添ってくれてね」

沢村「みんなきっと、この曲の主人公のロボットが乗り移ったんだと思うんですよね」

——感情移入しやすい曲ですもんね。

沢村「はい。ロボットの気持ちを音で出してたんだと思います」

涼木「どういうこと?(笑) ロボットなんて一度も歌詞に出してないしね」

沢村「いや、僕はロボットだと思ってるよ。2200年ぐらいの未来のお話かなって」

——あ、そんな未来にいっちゃいますか? ねじ式のようですが。

多村「ねじ回すってかなりアナログだけどね(笑)」

沢村「200年後もねじは回してるんじゃないですか」

多村「そこを引っ張るんだ(笑)。まあ、いろんな人の捉え方があるよね」

涼木「そうだね。歌詞に関してはあんまり言い切りが好きじゃなくて、想像させたいんですよね。聴く人の個性とか楽しみみたいなものを残してあげたいんです。今リハーサルでもよく演奏してるんですけど、CDで聴く暖かさみたいなものとはまた違う、熱みたいなものが生の演奏では出てくるんです。聴き比べしても面白いんじゃないかなと思います」

Bikkey「バラードって今までも何曲かYetiにもあるんですけど、聴いてる人の呼吸を考えてベースのグルーヴをつけるんです。ちょっと苦しくさせたい時は休符を使ったり。そうやって聴いてる人をもっと引き込むことができるようなベースを目指しています。この曲は特に何回も練って作りましたね。シンプルな曲ほど、そういう部分が一番難しい」

——では「tear drop」。この曲もストレートな曲ですね。

涼木「そうですね。この曲はこの中で一番早く制作した曲です。メッセージ的にはシンプルな言葉を選んで、特に深読みなんかは必要ないような歌詞かなと。“tear drop”っていうしっとりとした雨粒のようなものと、ギターを演奏する時に使うピックの中でも、“ティアドロップ”っていう涙型のピックがあって、その2つが自分の中でリンクしたんです。バンドっていうものと、涙の粒みたいなものがすごくぴったりときたタイミングが僕の中にあって、今この感情を曲に起こすしかないと思った。痛みを乗り越える結束力だったり、バンドの一体感だったり、そういうものを一番気楽に言葉を選ばず書いている歌詞だったりするし、サウンド面においても計算高くないもんね」

沢村「うん。すごくストレート」

涼木「曲もスパッと終わるので、あっけらかんと涙を振り切るような勢いがあって、アルバムの
一番最後にふさわしいかなと。この曲はバンドサウンドだから、アレンジ面というよりはノリが大事だったよね。うちのバンド、ベースとドラムが一緒にスタジオに入ってレコーディングするんですよ。向き合ってね、絵的にすごくいや〜な感じでね(笑)」

Bikkey「どういうこと?」

涼木「仲良しだなあ、この人たち、ってこと(笑)」

Bikkey「向き合って一緒に音出してカッコよく録れたものに、他のパートを乗っけた方が絶対にカッコいいと思うんで」

多村「細かいことはしないでね」

涼木「結構ストイックなんですよ。こっちはもう、『かっこいいね、それでいこう』ってなってるのに、二人が向き合って『まだいけるっしょ、もう一回いこう』って。だんだん違いが分からないような次元で話し合ってるからね(笑)。ギターはリードパターンをいっぱい出してくれて」

沢村「そう、シンプルであるがゆえに、どういう音が心地よいのか、突き刺さるのかってことをすごく考えましたね。この曲は去年の秋ぐらいか、結構早い段階からライブでやってた曲なんですけど、その時に弾いてたリードと、ここで弾いているリードとは全然違うんですよ」

涼木「歌詞も全然違うしね。最後のサビの前に『涙の意味はあるの?』って自問自答している歌詞があるんですけど、レコーディングの時に『あるよ』って言葉を付け足したんです。僕の中で『ある』っていうことを言い切れたので。去年の秋にレコーディングしてたら、こういうポジティブなメッセージは入ってこなかったと思う。そんなふうに変化した2015年は僕らにとってすごく苦悩の年だったんです。でも、2016年は修行の一年だと僕は思っているので、『意味はあるよ』って言い切って、アルバムの完結に向かいたかった。僕らの中でも語ればきりがないですけど、順を追って聴くと感情が落ち着いたり揺らいだり、すごくYetiを楽しめる全6曲になっているんで、ぜひ曲の順番通りに聴いてほしいです。全曲余すことなく堪能してほしいなって思います」

——では最後に、ツアーへの意気込みを教えてください。

多村「今回、5大都市をワンマンツアーで回ることになって、リリース直後からあるインストアイベントも含めて、新しい挑戦ができる、変化できる1ヵ月になるのかなって思います。とにかくこの鬼スケジュールを頑張ります(笑)」

Bikkey「新生Yetiになってからまだ日が浅いんですけど、今年一年をかけて大きく変わっていくと思います。新しいCDという武器を持って、このワンマンツアーをYetiとしてどう向き合うのか、どこに光をあてるのか、そういうことがどんどん見えてくるようなツアーにしたいですね。音楽をやっている以上、唯一無二の存在になりたいので、いろんなものを探るワンマンツアーにしていきたいです」

沢村「Yetiの歴史からしたら、僕が加入してからの時間はすごく浅いんですけど、それでもこの4人で見せられる結束力っていうのはすごく大きいものだと思うので、そこをしっかり見せながら、結束力もさらに強くなってファイナルを迎えたいなと。あと、やっぱり各地で美味しいものを食べたいと思います(笑)」

涼木「ボーカリストたるもの、メンバーを引っ張って、ファンを引っ張って、シーンを引っ張っていくべきパートだと思っているので、CDも自信作を作って当たり前だと思っています。ライブもその時のフルパワーを表現しないとダメだと思います。そのうえでYetiとしてこれからシーンに勝負をかけていきたいと思っています。僕らが今作で放った6つの光をこれからみんなの元に届けて、育てていき、もっともっと大きな光にすること。それが眩しい未来へ繋がっていくんだと僕たちは思っています」

_MG_0544 のコピー

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〈Release info〉
Yeti 5th mini album「光」

1.xi-sai-
2.uso
3.high light
4.limiter
5.doc
6.tear drop

2016.02.03 Release
6曲入りCD/AK-0056/¥2,000(tax out)

Yeti「uso」 Lyric Video(from 5th mini album”光”)

【Yeti「光」発売記念インストアライブ】
2016年2月2日(火)神奈川県 タワーレコード川崎店
2016年2月4日(木)神奈川県 タワーレコードグランツリー武蔵小杉店
2016年2月8日(月)東京都 TOWERmini東京駅八重洲口店
2016年2月9日(火)東京都 TOWERminiダイバーシティ東京 プラザ店
2016年2月11日(木・祝)福岡県 タワーレコードアミュプラザ博多店
2016年2月13日(土)大阪府 タワーレコード泉南店
2016年2月15日(月)神奈川県 タワーレコード小田原店
2016年2月17日(水)千葉県 タワーレコード柏店
2016年2月18日(木)埼玉県 タワーレコードアリオ鷲宮店
2016年2月19日(金)東京都 タワーレコードららぽーと立川立飛店
2016年2月21日(日)宮城県 TOWERminiアリオ仙台泉店
2016年2月25日(木)千葉県 タワーレコード千葉店
2016年2月26日(金)千葉県 タワーレコード津田沼店

【Yeti ONEMAN LIVE TOUR 2016 「City Lights」】
2016年2月11日(木・祝)福岡Queblick
open 16:00/start 17:00

2016年2月13日(土)大阪・心斎橋Pangea
open 17:00/start 18:00

2016年2月14日(日)名古屋・新栄CLUB ROCK’N’ROLL
open 16:00/start 17:00

2016年2月21日(日)宮城県・仙台PARK SQUARE
open 18:30/start 19:00

2016年2月27日(土)東京・渋谷DESEO
open 17:00/start 18:00

2016年2月28日(日)東京・渋谷DESEO
open 16:00/start 17:00

〈Official Site〉
http://yeti-web.jp