10000人を熱狂と感動の渦に巻き込んだBLUE ENCOUNT初の幕張ワンマン公演!

 今年1月にリリースされたニューアルバム『THE END』を受けて行われる全国ツアー、「BLUE ENCOUNT TOUR 2017 break “THE END”」。ツアー初日の高松公演を終えての2か所目、幕張メッセ公演である。
「幕張メッセとブルエン」と言えば、まずは2013年のサマソニだ(ももクロ待ちのモノノフたちの前で熱演し大サポートを獲得、ブルエンの名前を広めるきっかけのひとつにあんった)。そして「COUNTDOWN JAPAN15/16」における年明けライヴである。ヴォーカル田邊はその時巨大ステージから、「何年かかってでも、俺らのまんまで絶対このステージに還ってくる」と観客に決然と告げた。そして今日である。「幕張メッセのステージに立つ」という意味においてその約束を果たす機会は「何年かかって」ということはなく、1年と少しで訪れたことになる。しかもそれは、大規模フェスでの登場ではなくワンマンライヴで、という大躍進によってである。しかもそうした未経験の大会場へのチャレンジは、いわゆる「ツアーファイナル」に置くものなのだが(彼らも昨年、初の武道館ライヴをそうしている)、今回は型破り。彼らはツアーの序盤で、未体験の大会場にチャレンジすることになった。

 しかし、フタを開けてみれば田邊が「本当にすごい光景だ! ほとんどツアーファイナル!」と冗談めかして言うほどの熱狂が幕張メッセを埋め尽くしていた(辻村が「なんだか『おじゃまします』、って感じだ」と付け足して笑わせる)。昨年秋の日本武道館ワンマンはアリーナあり、1階席2階席あり、そして全席指定だったが、この幕張メッセはアリーナのみオールスタンディングだ。彼らはステージから、日本武道館とはまた別の「すごい光景」を目にしたはずだ。定番曲「JUMP」におけるバンドとファンみんなでの大ジャンプは、アリーナの大観衆ゆえの大きなうねりに本当に圧倒させられる。「LIVER」での恒例、観客の高速タオル回しも同様に圧巻であり、さらには「もっと光を」の感動的な大合唱もそうだ。この熱狂と感動がブルエンのライヴの「らしさ」だ。「幕張メッセでライヴハウスを感じられる。俺ららしい幕張メッセのライヴができている!」とMCでも田邊はその手応えを感じていた。
 そんな「ブルエンらしさ」に新たな彩りを加える待望の新曲もこの日はじめて披露された。タイトルは「さよなら」。5月3日(水)より全国ロードショーとなる映画『LAST COP THE MOVIE』の主題歌で、4月26日にニューシングルとしてリリースされるスケールの大きい極上バラード。田邊は言う。「ドラマの主題歌をやってみたいと思っていたし、映画の主題歌だってやってみたかった。『LAST COP』がそんな夢をかなえてくれた。またこんなにも夢を見られるなんて思わなかった!」と観客を感動させていた(「こうなったら来世は刑事になります!」というオチをつけて笑わせていたのが田邊らしい)。

この「さよなら」のみならずここ最近リリースされたシングルの傾向に注目するとバラードバンド、という印象も強くなるし、その通り『THE END』というアルバムにも名バラードの数々は収録されているのだが、いっぽうでブルエンの楽曲の多彩さというものを強く印象付けるのもまた『THE END』というアルバムの特徴であり魅力だ。80年代ビートパンク感いっぱいで、ドタバタと楽しい悪ガキ感いっぱいの「スクールクラップ」から、ブルエンのバンドヒストリーを込めた本格的なラップチューン「city」、全英語詞にして極上のパワーポップチューン「LOVE」までと、今までに以上に幅広いタイプの楽曲が収められているのだ。そんな楽曲ひとつひとうが、今のブルエンのライヴの中核をなしている。そんな『THE END』の楽曲に、過去の人気曲、そしてまっさらな新曲が見事に一枚岩をなしているライヴだ。

 ただこの日は、後半は田邊の声が思い通りに出なくなっていてハラハラもさせられた。田邊はそれを気にして「頼りなくてごめんね」と何度も繰り返していた。当然、声が思い通りに出せないというのはヴォーカリストとしては痛恨のライヴ終盤であったはずだ。ただ、その苦境を救ったのは、ファンの大合唱だ。ファンとのつながりを誰よりも大切にしてきたバンドとして、苦しい局面をこうした大合唱に助けられたことは、メンバーにとっても忘れることのできない光景になったはずだ。「city」という曲で田邉は「あなたの居場所になりたい、居場所どころではなくて街になりたい」とラップするのだが、彼らはこの日、この曲をより大事に思ったことたろう。観客の作った居場所/街に、田邊が、メンバーが居させてもらって、救われている、と。だから辻村はアリーナの光景を見て、「おじゃまします」と言ったのだ。
ブルエンというバンドの、そして彼らを後押しするたくさんのファンたちのテンションとエモーションはここまで高く、熱い。それをあらためて感じさせるライヴだった。このツアーは、これまでブルエンが積み重ねてきた楽曲とファンとの絆が、それらをさらに深め、かつ広げる最新アルバム『THE END』の成果が、大会場でも遺憾なく発揮されたライヴだった。

ツアーはまだ始まったばかりだ。幕張メッセという大会場を熱狂させ感動させるだけの人気と実力を持ったブルエンのライヴを、全国各地のライヴハウスで観れる、という楽しみがこのツアーにも付け加わったと言える。ただし今回のツアーファイナルは福岡国際センター。彼らの故郷である熊本を含めた、九州での初の大規模会場でのワンマンである。
このツアー、そしてこのツアーでBLUE ENCOUNTとファンが作りあげるドラマから目を離すことはできない。


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<ニューシングル「さよなら」リリース詳細>
5月3日公開映画「ラストコップ THE MOVIE」主題歌

■アーティスト名:BLUE ENCOUNT
■タイトル:さよなら
■発売日:4月26日(水)

■初回生産限定盤(CD+DVD) 
●価格:¥1,759(税抜)
●品番:KSCL-2906〜2907
<収録曲>
01 さよなら
02 Wake Me Up
03 The Chicken Song

●特典DVD内容:
2016年10月に初の海外遠征を行ったブルエンの、台湾での珍道中をたっぷり長編にわたって収録。お土産店や夜市、占いにマッサージと体験てんこ盛りの抱腹絶倒のドキュメンタリー、その名も<ブル散歩 -台湾編->。さらに今年1月14日に豊洲PITで行われた招待制イベント<uP!!!NEXT BLUE ENCOUNT〜HERO NEVER END〜>より「YOU」と「HEART」のLIVE映像を収録。
<収録曲および内容>
01 ブル散歩 -台湾編-
02 YOU 2017.01.14 “uP!!!NEXT BLUE ENCOUNT〜HERO NEVER END〜【静寂の椅子エン】”
03 HEART 2017.01.14 “uP!!!NEXT BLUE ENCOUNT〜HERO NEVER END〜【激動の立ちエン】”

■通常盤(CD) 
●価格:¥926(税抜)
●品番:KSCL-2908
<収録曲> 
01 さよなら
02 Wake Me Up
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<映画『ラストコップ THE MOVIE』公開情報>
●出演:唐沢寿明、窪田正孝、佐々木希、藤木直人、小日向文世、和久井映見
●5月3日(水)より全国ロードショー!
●オフィシャルHP: http://www.lastcop-movie.jp
昭和のアナログ刑事vsハイテク人工知能—そして、さらば!京極!?
映画になった「ラストコップ」はまさかの涙!?
これまで幾多のピンチを乗り切ってきた京極の不死身のパワーが、遂に限界に到達。
自らの死を覚悟しながら、なんとか自分の生き様を亮太に託そうとする京極だが、その目の前で発生する、最新鋭の人工知能が巻き起こした大事件。昭和のアナログ刑事vsハイテク人工知能の対決の中、ニッポンの壊滅を阻止するため、京極は最後の決断をする・・・
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<BLUE ENCOUNT映像作品『LIVER’S 武道館』詳細>
■タイトル:LIVER’S 武道館
■発売日:3月22日(水)25:59〜26:34

■仕様形態について:
●初回生産限定盤(BD+ラバーバンド)
品番:KSXL 229〜230
価格:6111円(税抜)
※武道館の入口看板をデザインに落とし込んだ特製ラバーバンドを同梱

●初回生産限定盤(2DVD+ラバーバンド)
品番:KSBL 6266〜6268
価格:5093円(税抜)
※武道館の入口看板をデザインに落とし込んだ特製ラバーバンドを同梱

●通常盤(DVD)
品番:KSBL 6269
価格:3796円(税抜)

■収録内容
<初回生産限定盤>(DVD、BD共に) 
01. DAY×DAY
02. HALO
03. MEMENTO
04. 声
05. Survivor
06. アンバランス
07. JUMP
08. HEEEY!
09. ONE
10. ANSWER
11. YOU
12. はじまり
13. LAST HERO
14. JUST AWAKE
15. THANKS
16. LIVER
17. ロストジンクス
18. だいじょうぶ
19. もっと光を
<アンコール>
20. 涙
21. NEVER ENDING STORY
22. HANDS

特典映像
・Road to LIVER’S武道館(武道館ドキュメント)
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<通常盤> (DVD)
01. DAY×DAY
02. HALO
03. MEMENTO
04. 声
05. Survivor
06. アンバランス
07. JUMP
08. HEEEY!
09. ONE
10. ANSWER
11. YOU
12. はじまり
13. LAST HERO
14. JUST AWAKE
15. THANKS
16. LIVER
17. ロストジンクス
18. だいじょうぶ
19. もっと光を
<アンコール>
20. 涙
21. NEVER ENDING STORY
22. HANDS
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<2017年ワンマンツアースケジュール詳細>

2017年 3月 12日 (日)香川:高松Festhalle→SOLDOUT!
2017年 3月 20日 (月)千葉:幕張メッセ国際展示場
2017年 4月 02日 (日)北海道:Zepp Sapporo
2017年 4月 8日 (土)宮城:仙台PIT→SOLDOUT!
2017年 4月 9日 (日)新潟:LOTS→SOLDOUT!
2017年 4月 15日 (土)大阪:Zepp Osaka Bayside→SOLDOUT!
2017年 4月 16日 (日)広島:BLUE LIVE→SOLDOUT!
2017年 4月 26日 (水) & 27日(木)名古屋:Zepp Nagoya→SOLDOUT!
2017年 5月 7日 (日)福岡:福岡国際センター

■チケット料金
スタンディング:4300円(税込・ドリンク代別)
2F指定席:4800円(税込・ドリンク代別)
●福岡公演 アリーナ立見・スタンド指定 4800円(税込)

■プレイガイド
●2017年 4月 02日 (日)北海道:Zepp Sapporo
e+
ぴあ:313-322
ローソン:12289
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<ニューアルバム「THE END」リリース詳細>
■タイトル:「THE END」
■発売日:2017年1月11日(水)

■初回生産限定盤(CD+DVD)
●価格:¥3,333(税抜)
●品番:KSCL-2818〜2819
<収録曲>
01. THE END
02. HEART
03. Survivor
04. TA・WA・KE
05. ルーキー ルーキー
06. 涙
07. LOVE
08. LAST HERO
09. GO!!
10. スクールクラップ
11. city
12. だいじょうぶ
13. はじまり

●特典DVD内容:
ワンマンライブ「LIVER’S 武道館」2016.10.09 at 日本武道館の模様および当日のドキュメンタリー映像を収録。
<収録曲>
01. HALO
02. Survivor
03. はじまり
04. HANDS
05. 1 day document 161009

■通常盤(CD)
●価格:¥2600(税抜)
●品番:KSCL-2820
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<BLUE ENCOUNTプロフィール>
Vo. Gt. 田邊駿一
Gt. 江口雄也
Ba. 辻村勇太
Dr. 高村佳秀

熊本発、都内在住4人組。

熱く激しくオーディエンスと一体になり、MCでは時に自らが涙してしまうほどの感情をぶつける熱血なパフォーマンスが話題のエモーショナルロックバンド。2014年9月10日にEP『TIMELESS ROOKIE』でメジャーデビュー。2015年1月にリリースしたファーストシングル「もっと光を」は、新人ながら全国35局でのパワープレイを獲得。5月には人気のテレビ東京系アニメ『銀魂゜』のオープニングテーマとなるシングル「DAY×DAY」をリリース。7月にファーストフルアルバム『≒』(ニアリーイコール)をリリースし、数多くの夏フェス、年末イベント等、いまや大型フェスには常連参加アーティストとして名を連ねる。2016年には1月に第94回全国高校サッカー選手権大会の応援歌にもなった「はじまり」、そして『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のオープニングテーマ「Survivor」、全ブルエンリスナーに向けた「だいじょうぶ」、ドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』の主題歌「LAST HERO」と4枚のシングルをリリースし、そして2016年10月9日には日本武道館ワンマン公演、<LIVER’S 武道館>も大成功に収める。2017年1月11日にはセカンド・アルバム『THE END』をリリースし、オリコンウィークリーチャート7位に堂々のランクイン! 3月からはバンド史上最大規模となる全国ツアー<TOUR2017 break”THE END”>も行うなど、まだまだ快進撃が止まらないベストルーキー!!

http://blueencount.jp/