S.M.N.初のワンマンシリーズ開幕「ケンカもするけど、これからもこいつらとバンドをやっていきたい」

福岡発の破天荒なメロディックPUNKバンド「スミマセン・もう・飲めません！！」ことS.M.N.が4月14日に東京・SHELTERにて全国ツアーで初のワンマンシリーズ「S.M.N. new album「BAD HOP」release tour 2016～2017 FINAL ONE MAN SHOW」初日公演を開催した。

西村（Vo/Ba）が事前にSNSで演奏曲のリクエストをファンから募っていたこともあり、開演前から酔客を中心にざわつく会場。

開演時刻を少し過ぎた頃には、それまでのDJ TIME（西村＆所属事務所社長がプレイ）でオーディエンスは準備万端といった感じ。

そこへ西村が現れ「ガンガン楽しんでいきたいと思います！」と宣言し「I MADE YOU BLACK」でライブをスタートさせ、次曲「JUST MY LIFE」では、このMVと同じ光景が。

JUST MY LIFE（MV）

最初のMCで西村が「バックドロップを北海道に忘れてきたくらい、これまでのツアーが楽しかったから、このシリーズはみんなに返したい」と語りかけ、NEW ALBUM「BAD HOP」収録楽曲を畳み掛けていく。

約40秒のショートチューン「WORLD PEACE SONG」、SKA曲「TELL YOU WHY」と続け、S.M.N.初のメロディックラップソング「BABY, I LOVE YOU」では、3人が楽器を止めてのマイクパフォーマンスに興じる。「BABY, I LOVE YOU」としか唄っていない歌詞なので、オーディエンスはシンガロングの大合唱。

ここまでで1番の盛り上がりをみせ、その後５曲を演奏し全曲NEW ALBUMの楽曲計14曲で前半が終了した。

後半戦までのブレイクタイムには、西村＆横山（Gu/Vo）による、スペシャルアコースティックライブが行われ4曲披露された。

最初は余興だと思ってバカ騒ぎしていたオーディエンスも、曲が進むにつれその雰囲気に溶け込んでいった。

そして後半戦。ライブでお馴染みの「We’re gonna rock you」でオーディエンスの目を覚まし、ダイブを連発させていく。

MCで横山は「昔の曲は今聴くとダサい曲だな！」と笑いを誘う。また西村は、思い出の詰まった「Foresight In Both Hands」をプレイしたあとのMCで「アメリカで初めてレコーディングした曲で、S.M.N.が変わったタイミング」と吐露すると、横山は「アメリカ行った瞬間『売れた！』と思ったよね」と再び笑いを誘い、ライブの代表曲「HAPPY TONIGHT」で本公演を終えた。

アンコールはその場でリクエストを募り、4曲を一気にプレイ。最高潮のまま再びアンコールが起き、登場した西村は「ケンカもするけど、これからもこいつらとバンドをやっていきたい」と再び心情を吐露し、それに応えるオーディエンスに「Same As Me」で返し、ラストを飾った。

ワンマンシリーズはあと名古屋・大阪・福岡の３公演となっており、およそ半年をかけたツアーのファイナルは地元・福岡。更に約2年半ぶりとなる自主企画「Change Change Change」が6月に東京・大阪・名古屋の開催も発表されているのでこちらも合わせてチェックしてほしい。