今年の春に制作された絢香初の卒業ソングである「サクラ」は、 現在開催中の「Acoustic Live Tour 2017-2018 ~3-STAR RAW~」にて未発表曲として、ツアー初日から披露されてきた。
卒業する若い世代の視点だけでなく、 子が巣立つ親の想いも込められた今までにない卒業ソング。
ライブ会場では「サクラ」の歌詞や曲の世界観に涙する人も多く、 中には卒業した子供を持つ親から”曲に込められた想いと当時の自分とが重なって、 涙が止まらなかった”などの感動の声と共に音源化を希望する声が多数寄せられた。
それがきっかけとなり、 ツアー開始時にはリリースが決まっておらず制作中であった「サクラ」のレコーディングを急遽早め、 今回のツアー会場限定販売が実現した。
また、 絢香の公式Instagramでは急遽制作し完成したばかりの「サクラ」のCDを手に持った自身の写真が公開され、ファンからは”主人とliveで聴いたときに、 ふたりして息子を思い号泣”、”音源化を強く希望していたから、 嬉しい!”、”今回のライブも涙なしでは観れなさそう”、”サクラ、 イントロだけで泣ける”” 絢香の言葉だけで共感して泣けてきました” といった喜びの声が多々上がっている。
新曲「サクラ」は現在開催中のライブと各会場で販売されるCDのみでしか聴くこ とができない貴重な音源であるが、ファンクラブサイトでも購入することができる。
絢香オフィシャルサイトでは告知映像もアップされている。
【絢香コメント】
「サクラ」は私にとって初めての季節ソング、 そして卒業や別れを表現した曲です。
この曲を書きながら、 人生にはいくつもの視点からなる卒業や別れが存在することに気づ きました。
例えば、 親からすれば子どもが卒業を重ねていく毎に子育てからの卒業が近 づくことを意味していたり、人生の節目や段階を追えば、 卒業というくくりに当てはまるような切ない別れの場面がいくつも 訪れていきます。
どの世代の方が聴いても、 青春時代の回想から人生の歩みに伴い向き合う卒業や別れに至るま で、 思いを馳せながら聴き入ることができる曲にしたいと思いました。
私が生きてきた中では、17歳で上京する時が、 友達や家族と地元との別れという人生で初めて経験する大きな卒業 でした。
そして時を経て、親になって2年が過ぎ、 すべての面で支えが必要だった赤ん坊の娘ではもうなくなり、 嬉しいけれどとても切なく、 早くもこれから重ねていく卒業の1つを迎えたように感じます。
来たる大きな卒業は、きっと娘が巣立つ時だと思うと、 想像しただけで涙が溢れます。
私が上京するときの母の心境も、とても切ないものだったはず。
いまならわかります。
時間は止まることなく流れ、人生を歩む過程で誰もが通る「 大切な卒業や別れ」にひそむ切なさを、舞い散るサクラに重ねて…
■楽曲情報
10月14日(土)富山公演:富山市芸術文化ホール オーバード・ホール より販売開始
■絢香オフィシャルHP
■「サクラ」ティザーSPOT映像