クラシック界のニュー・スター チェリスト 横坂 源 日本を代表する超・実力派、待望のCDデビュー!

無題yokosaka弱冠13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲共演を皮切りに、
最難関として知られる第59回ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門で第2位を受賞するなど国際的なチェリストとしてのキャリアを誇る、 日本を代表するチェリストの一人である横坂源(29)が9月14日に待望の初レコーディング作品をリリースすることが決定した。

横坂源はドイツのシュトゥットゥガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。
これまでに、鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスに師事。
骨太で力強い音色と正確な音程、歌心あふれる演奏が魅力でミュンヘン国際音楽コンクール審査委員長のパメラ・ローゼンベルクに「紛れもない詩人」と称賛された。
受賞歴、演奏活動ともに国内外での活躍をみせる横坂源だが、レコーディングに挑んだのは意外にも今回が初めて。
記念すべき初録音のレパートリーに横坂が選んだのはJ.S. バッハ:ガンバ・ソナタ集(第1番~3番)。満を持して“CDデビュー”の決断に至った経緯について、
本人からコメントが届いた。

横坂 源コメント
『チェロの曲目はヴァイオリンやピアノに比べて多くはなく、また素晴らしい録音が偉大な芸術家達の演奏を通して多数存在していることから、
自らの音を録音するという気持ちを持つことはありませんでしたし、自分の音を残すということに正直抵抗もありました。
2、3年ほど前に、ピアニストの藤井一興さんとご一緒させていただく機会がありました。
そこで演奏させていただいたガンバ・ソナタの抜粋が私にとって未知の世界、風景で、かけがえのない体験となり、
その頃から藤井さんとガンバ・ソナタをぜひ全曲共演させていただき、勉強させていただきたいという思いを強く抱くようになりました。
そんな中、レコード会社にお声をかけていただき、藤井さんにお許しをいただけたことで、今回録音をとらせていただけることとなりました。
ガンバ・ソナタ3曲というシンプルな故に深遠な世界観を要するプログラムを快くお許しくださった関係者の皆様には心より感謝を申し上げます。
また現在サントリーホールディングスからお借りしているロジェリとは12年の月日を共にしてきました。
人生の大切な時をこの楽器と共に過ごし、また時に突破し、現在もとても良い関係を築かせていただいています。
この素晴らしい名器とバッハの録音に携わらせていただけることに感謝致します。』

藤井一興(ピアノ)コメント
『横坂源さんとは二日間にわたり、ご一緒させていただきました。横坂さんのチェロは大変良く響くし、深みもある名器です。
そのチェロと彼の卓越した技術および音楽性の相乗効果で、楽曲は一層素晴らしいものとなります。
また、彼は常にもっといい音はないか、非常に熱心に探求されており、その姿勢に大変共感しました。
時間を経るごとに音色が変わっていったのには、私をはじめ、スタッフ一同皆感嘆しました。非常にいい勉強になりましたし、大変楽しかったです。』

今作で共演を果たしたピアニストの藤井一興とは9月22日(木・祝)に行われる相模女子大学グリーンホールにて、CD発売記念コンサートを行うことが決定している。

<公演概要>
日程:2016年9月22日
時間:14:00開演  13:30開場
【出演】チェロ:横坂 源 ピアノ:藤井一興
(問)相模女子大学グリーンホール 042-749-2200

無題jkykosaka2016年9月14日 発売
 横坂 源
– Gen Yokosaka ?
J.S. バッハ:ガンバ・ソナタ集
●仕様: CD  ●WPCS-13535 ●価格:¥2,600(+税)

クラシック界のニュー・スター チェリスト 横坂 源、待望の初録音。
骨太で力強く、歌心あふれるイマジネーションで魅せるガンバ・ソナタ集。
■チェリストの登竜門として知られる全日本ビバホール・チェロコンクールでの最年少優勝(当時15歳)を皮切りに多くの受賞歴を持ち、
日本を代表するチェリストの一人である横坂源の待望の初レコーディング作品。
■ドイツのシュトゥットゥガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。ジャン=ギアン・ケラスに師事。
■骨太で力強い音色と正確な音程、歌心あふれる演奏が魅力。ミュンヘン国際音楽コンクール審査委員長のパメラ・ローゼンベルクに「紛れもない詩人」と称賛された。

収録楽曲
J.S. バッハ: ガンバ・ソナタ 第1番~3番 BWV 1027-1029

[第1番 ト長調 BWV 1027]
1.第1楽章:アダージョ
2.第2楽章:アレグロ・マ・ノン・タント
3.第3楽章:アンダンテ
4.第4楽章:アレグロ・モデラート
[第2番 ニ長調 BWV 1028]
5.第1楽章:アダージョ
6.第2楽章:アレグロ
7.第3楽章:アンダンテ
8.第4楽章:アレグロ
[第3番 ト短調 BWV 1029]
9.第1楽章:ヴィヴァーチェ
10.第2楽章:アダージョ
11.第3楽章:アレグロ
ピアノ:藤井一興 / 録音:2016年6月13,14日 和光市 サンアゼリア大ホール

横坂源(ヨコサカ・ゲン)バイオグラフィ
2002年7月、チェリストの登竜門として知られる全日本ビバホール・チェロコンクールでの最年少優勝(15歳)を初め、コンクールでの受賞歴多数。
2005年には第15回「出光音楽賞」を、2008年には第7回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を受賞。
2009年5月には全ドイツ学生音楽コンクールで第1位(室内楽)を、2010年9月には最難関で知られる第59回ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門で第2位を受賞し、
国際的なチェリストとしてのキャリアを本格化させる。

1999年10月、13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲を共演したのを皮切りに、NHK交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、
読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団などを含む主要なオーケストラと、
また小澤征爾、岩城宏之、秋山和慶、小林研一郎、尾高忠明、小泉和裕、大友直人、広上淳一、山下一史、梅田敏明、渡辺一正、
アレクサンドル・ラザレフ、クリストフ・ポッペンなどと協奏曲を共演し、好評を博す。室内楽にもコンスタントに出演し、
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」(東京、新潟)、「東京の夏」音楽祭、「宮崎音楽祭」、「軽井沢8月祭」、「東京・春・音楽祭」、「武生国際音楽祭」や、
「題名のない音楽会21」「読響 Symphonic Live ~深夜の音楽会」「クラシック倶楽部」「FM名曲リサイタル」等テレビやラジオにも頻繁に出演するなど、
最も幅広い演奏活動を展開するチェリストの一人である。
豊かな音楽性やイマジネーションが卓抜したテクニックで表現され、「力強く、豊かで、円熟した音色、
そして高い集中力と、何よりも情熱的で生き生きとした演奏」(ドイツ、ハレール・タグブロット紙)、「卓越した技巧に加え、鋭い感性、豊かな音楽性、質の高い表現力など、
天才肌とも言える驚異的な才能の持ち主」(『音楽の友』誌)など、各誌で絶賛されている。
ミュンヘン国際音楽コンクール審査委員長のパメラ・ローゼンベルクは、新聞のインタビューに答え、
その演奏は「深さを示している。それに個性的なことと広がり」と特徴づけ、「まぎれもない詩人」と呼んだ。

桐朋学園女子高等学校(男女共学)、同ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットゥガルト国立音楽大学、
並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。
サントリーホールディングス株式会社所有の1710年 Pietro Giacomo Rogeri 制作のチェロを貸与されている。