VALSHE デビュー日に開催された6周年の“お祭り”ライブ!! まさかの新曲発表にファンも熱狂。

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先月8月7日に東京TUTAYA O-EASTで「VALSHE LIVE TOUR 2016 EMERGENCY CODE:RIOT」のファイナルを終えたVALSHEが、その熱気冷めやらぬ中、9月23,24日に周年記念ライブとなる「VALSHE Sixth Anniversary Live OUROBOROS –FANG&TAIL–」を東京TSUTAYA O-WESTで開催した。
9月23日はVALSHEにとって6年前にデビューアルバム「storyteller」をリリースしたまさにその日でもあり、その記念すべき日に開催される周年ライブとあってライブの内容も盛りだくさん。
2DAYのライブの中で、デビューから現在に至るまでのVALSHEの辿った軌跡を駆け抜けた。

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DAY1、9月23日はイラストを中心とした所謂“顔出し”前の約3年間をなぞるセットリスト内容。
OPSEとともに、今回のライブテーマともなっている「円環」をモチーフにしたライブロゴをイメージした映像が流れ始めた。歓声の飛び交う中、ライブメンバーが登場。VALSHEもそれに続いて登場するとファンのボルテージは一気に頂点に達した。
大歓声を遮るように流れ始めたのはデビューアルバムから6年間、VALSHEとともに歩み続けてきた楽曲「Myself」。続けて激しいストロボライトの演出とともにハードなロックチューン「拘束」を熱唱した後、同じくデビューアルバムに録されている楽曲「doubt」の3曲を続けて歌いきった。

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「OUROBOROS –FANG&TAIL–へようこそ!」と挨拶を交わしたVALSHEは「今回のライブは宣言していた通り“お祭り”です。」と一言。「今日はお祭りだから、いつもよりちょっとラフな格好で来ちゃった。」と今回のライブ衣装をアピール。赤のラフなパンクスタイルは堅めな印象の強いVALSHEの過去のライブ衣装とは一線を画すスタイルだった。「ああいう衣装って熱いんだよね(笑)」と、過去のライブ衣装に突っ込みをいれて笑いを取る場面も。
「自分も今年一番楽しむつもりでいるから、みんなも付いてきてね。」と発言し始まったのは「NEVERLAND」と「graffias」のメドレー。しっとりと「Another Sky」を歌い上げたあと2nd Singleの表題曲「jester」を歌い上げた。

「みんなの笑顔が良く見える」とMCでふと発したVALSHE。今回はファンのみならず、VALSHE本人も含め晴れやかな笑顔が随所で印象に残った。
ステージも中盤に差し掛かる。「盛り上がっていこうぜ!!」とVALSHEの煽りから始まったのは1st Single表題曲の「REVOLT」。コール&レスポンスの部分では、ファンも大熱唱。負けじとVALSHEも大きな声で歓声に応えていた。
暗転し先ほど演奏された「Myself」のイントロが流れ始める。「はじめまして。VALSHEです。」の音声から始まったのは、VALSHEが自らの軌跡を当時の言葉で語ったコメント入りのSEだった。ファンたちはその当時に一瞬引き戻されたかのように、静かに会場に流れる声に耳を傾けていた。

鮮やかなナポレオンジャケットに身を包み再び登場したVALSHE。大歓声の中始まったのは、1stフルアルバムの表題曲「PLAY THE JOKER」。会場のテンションは一気に引き戻され、大きく腕を振ってVALSHEに歓声を贈っていた。

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「いつものライブとは違うことをしてみようと思います。」と再びしっとりとした雰囲気で話し始めるVALSHE。持ち込まれたハイチェアに腰を下ろし、バンドメンバーも楽器を持ち替え、椅子に座ったアコースティックなスタイルの中始まったのは「Moon-reveal-&-sequel-」。完全にピアノ一本とVALSHEの声とで展開する「-sequel-」ではピンスポットが当たる中、まるで月を見上げるかのように天を仰ぐ姿が印象に残った。
アコースティックギターが鳴り響いた瞬間、ファンが思わず歓喜の声を上げる。ラテン調の楽曲「clematis」だ。こちらはアコースティック編成でアレンジされたバージョンが、4 thミニアルバムリリース時に、LINE生放送で超限定的に披露されたということもあり、それを奇しくも再現した形となった。「最近はちょっと“大人に”歌うことを覚えました。」とその後のMCで発したVALSHE。その言葉の通り、6年という時を重ねたアーティストVALSHEの円熟味を肌で感じるアコースティックセクションだった。

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あっという間にライブは終盤へ。一年前、活動休止を宣言した「LIVE THE LOCK!! 2015」でも披露された「AFFLICT」「Fragment」のメドレーを披露した後は、動物をモチーフに展開された4th single「4 FELIDS」から「Leopardess」「ライオンとチョコレート」「Tigerish Eyez」の3曲を連続で披露。「Leopardess」は軽快なブラスセクションに合わせ、モノトーンのシェーカーを手にしてノリノリで歌い上げた。また、「ライオンとチョコレート」はリリース以降、ライブでの演奏が初めてということもあり、ファンにとってもレアな楽曲披露となった。
「ラスト!」の掛け声とともに始まったのは、イラストがメインとなるスタイルの最後のシングル「BLESSING CARD」。最後の力を振り絞るかのように、今日一番で腕を大きく振るファンに応えるように、VALSHEも力強く最後の楽曲を歌いきった。

盛大なアンコールを受けて、ライブTシャツを身につけ、笑顔いっぱいで登場するバンドメンバーとVALSHE。「BLESSING CARD」に収録された楽曲「Responsive」に合わせ、VALSHEと会場が一体隣ってライブタオルを振り回す。今回のライブテーマカラーのビリジアンブルーに会場全体が染まる姿は壮観の一言だった。
「最近のライブでは、男性の姿も結構見られるようになってきました。そういう広がりはとても嬉しいことですし、これからもどんどん広げていきたいですね。」と話したVALSHE。ファン層の大半を女性が占める彼女にとって、ライブという場でファン層の広がりを感じられたのも今回の笑顔の一因だったのかもしれない。

「ここで、超超超超最速で・・・・・・新曲を披露したいと思います!」と衝撃の発言。ファンも早々の新しい動きの発表に大歓喜。今回のライブが初披露となる楽曲「MONTAGE」が披露された。重厚ながら、非常に疾走感のある激しいナンバー。ここ最近でバンドスタイルの楽曲を多く経験したことが最大限に活かされていながら、従来のスタイルのイメージも崩さない、という構成に強く今回のライブテーマ「円環」を感じた。
新曲の発表に大満足のファンたちを前に、アンコールラストの楽曲「shout of JOY」が流れ始める。VALSHEのライブでは終盤の定番に位置付けられている楽曲だ。手を左右に大きく振るVALSHEに合わせ、会場も一体となって大きく手を振っていた。
最後のラインナップで深く一礼を終えステージを後にするバンドメンバーとVALSHEだったが、観客の熱気はおさまらない。BGMとして流れ始めた「Myself」を大熱唱しはじめた。ライブの終わりを惜しむかのように声を出すファンの姿が強く印象に残った。

DAY2、9月24日は初めてVALSHE自身がジャケットに登場した6th Single「Butterfly Core」以降の楽曲で構成された、いわば“現在の”スタイルのVALSHEが見られるセットリスト内容。
1曲目として披露されたのはもちろん「Butterfly Core」。DAY1の後半で使用したナポレオンジャケットがアレンジされたスタイルがDAY2の最初の衣装となっており、2日間のつながりをビジュアル面でも感じられる冒頭だった。
2曲目「RAGE IDENTITIY」内では「OUROBOROS –FANG&TAIL–へようこそ!」とシャウト、次曲の「EVALUATION」まで激しい楽曲を3連続してきたところに、この2DAYSのライブを全力でやりきるという意気込みを強く感じた。
DAY2最初のMCでは「今日もみんなに楽しんでもらえる曲をたくさん用意したから。」と発言。その言葉の通り、「Human Dolls」「Blissful Jail」「ASTRAEA」「TRANSFORM」を続けざまに披露した。ここまでの華やかな雰囲気から一転真っ赤に染まったステージの中始まったのは「赤い棘」。気だるげな声色で重心の低いバンドサウンドに合わせて力強く歌い上げる。冒頭の「ハイ!」の掛け声が印象な「Chewing girl」では会場も大きくジャンプ。DAY2も会場の一体感は100%の状態だ。

DAY2では昨日よりも雄弁に語る姿が多く見られたVALSHE。「自分も含めて一人一人が6年間を過ごしてきた。感じたこと、思い出すことはそれぞれ違うと思うけれど、この場に集まって心を一つにできていることが本当に嬉しいです。」と6年間という歳月を振り返り、「昨日は6年目の最後の日でした。ということは今日は7年目の始まりの1日目ということです。7年目初日からライブができて、みんなと過ごせていることもとても嬉しい。」と7年目のスタートを最高の形で迎えられたことに素直な喜びを口にしていた。

DAY1と同じく、ハイチェアが持ち込まれる。「昨日も言ったんですが、VALSHE、最近緩急を覚えたんです。」というMCから始まったのは、「セミステージ」「Separation」の2曲が披露されたアコースティックセクション。言葉通り、従来のVALSHEとはまた違った大人な雰囲気で情感たっぷりに歌い上げていた。
一転して披露されたのはファンタジック・シンフォニックな楽曲「TRIP×TRICK」。可愛らしさも含んだような声色にガラッと変わり、アコースティックセクションとの幅の広さを強調する楽曲となった。

ここで一旦ステージを後にするVALSHE。DAY2では「Butterfly Core」以降のVALSHEの軌跡をなぞるVTRが投影された。作品が変わり、ビジュアルイメージが切り替わる度ごとに会場からは大きな歓声が上がっていた。
映像終わりで再登場するVALSHE。今回のライブ衣装では一番フォーマルなイメージの強いモノトーンのジャケットスタイルだ。トーンクラスターのような重々しい前奏から始まったのは「人間失覚」。シャッフルビートの軽快なリズムと歌詞のギャップが面白い一曲だ。続けて「ジツロク・クモノイト」「microSOLDIER」というVALSHE楽曲の中でもハードなサウンドの2曲が披露された。「microSOLDIER」のコール&レスポンス部分は、DAY1のコール&レスポンスを凌ぐような声量が会場に鳴り響いていた。

「自分の気持ちを素直に表現した曲です。」と始まったのは「君への嘘」。VALSHEファンにとっても大事な1曲となっているバラード楽曲だ。最後のサビの歌詞「僕は一人きりでも大丈夫だよ」という部分が「僕は一人じゃないから大丈夫だよ」と変えられた演出では、ファンも号泣。涙を流しながらじっと一心にVALSHEを見つめていた。続いて重めのバラード曲「暗い夜の行き路」が演奏され、会場は一旦静寂に包まれたが、その雰囲気はあっという間に振り払われる。
「MANY ORDER」の前奏が流れ、タオルを取り出すVALSHE。会場も一気に明るい雰囲気になり、一体となってタオルを振り回していた。

セットリストの最終盤は、VALSHEの楽曲でも最新の楽曲たちが集まった。前回のライブツアーでも大きな盛り上がりを見せた楽曲「COUNT DOWN」のサビでは会場全体がジャンプ。会場を大きく揺らしていた。続いた「RADICAL COASTEЯ」ではまさかのサプライズ! ギターが持ち込まれ、なんとVALSHE自身が楽曲のテーマを演奏し始めたのだ。初のギタースタイルとなるVALSHEの姿にファンも大興奮。タオルを振り回す曲ということもあって、終盤にふさわしい大盛り上がりを見せた。ラストは勿論、最新4thミニアルバムの表題曲「RIOT」。VALSHEも会場も今日最大の声で「RIOT」とサビのラストを大絶叫。最後のかき回しのシーンでは、余韻を楽しむかのようにステージを転げ回るVALSHE。まさにお祭りという表現がふさわしいはしゃぎっぷりだった。

DAY1とは違うカラーのライブTシャツを身につけてアンコールに登場したVALSHE。「もっともっとみんなと思い出を作っていきましょう!」と始まったアンコール一曲目は「Prize of Color」。この楽曲も終盤の定番となりつつある華やかな楽曲だ。手拍子を入れるシーンでは、会場から大きなクラップが響き渡っていた。
続けてDAY2でも新曲となる「MONTAGE」を披露。「新しい試みをしてみたいと思っています。ファンクラブのみなさんに制作段階から協力してもらいたいなと思っています。」と、ファンクラブ会員には嬉しい情報が。今後の詳細の発表が注目される。
2日間にわたって続いたお祭りも最後の曲を残すのみとなる。「この6年間活動するにあたって、一つ大切にしている言葉があります。それは“変わらずに変わる”という言葉です。6年間の楽曲をこの2日間振り返ってきたけれど、自分自身でも変わったな、と感じています。みんなも変わることを恐れないで進み続けてほしい。」と6年間変わらずに持ち続けていた自身の思いを口にした。「最後楽しんでいきましょう!」と始まったのは「LUCKY DAY」。VALSHEのデビュー当時からの変化を感じることのできるバンドスタイルのポップな楽曲に合わせて、会場も一体となって大きく手を振っていた。
最後のラインナップが終わり、ステージを後にしたVALSHEだったが、DAY1と同じく、観客の熱気はおさまらない。BGMとして流れ始めた「Buttefly Core」をまたもや大熱唱。ファンに愛される楽曲の多さを2DAYS通して実感した。

2日間合わせ50曲を超える楽曲数を披露し、6年間の軌跡を駆け抜けたまさに“お祭り”ライブは、その実際の年月とは裏腹にあっという間に時が過ぎていった。それだけ6年間、ファンの記憶に残る楽曲たちが多く発表されたということだろう。新曲「MONTAGE」も披露され、すでに新しい動きが始まっていることをアピールしたVALSHE。7年目、VASLHEは止まることなく変わらずに変わり続けていく。

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VALSHE Sixth Anniversary Live OUROBOROS –FANG&TAIL– 
日程:2016年9月23日,24日 (2DAYS)
会場:TSUTAYA O-WEST(東京)
DAY1 開場 18:30 開演 19:00
DAY2 開場 16:30 開演 17:00

<SETLIST> DAY1 -FANG-
Op SE
M1 Myself
M2 拘束
M3 doubt
M4 ◆メドレー
 NEVER LAND
 graffias
M5 Another Sky
M6 jester
M7 Vessel
M8 Paradise Cage
M9 Dead to the World
M10 REVOLT
〜SE〜
M11 PLAY THE JOKER
M12 vulgar gem
M13 Deserve
M14 Moon -reveal-&-sequel-
M15 clematis
M16 蒼ノ夏雨
M17 ◆メドレー
 AFFLICT
 Fragment
M18 Leopardess
M19 ライオンとチョコレート
M20 Tigerish Eyez
M21 BLESSING CARD

<ENCORE>
Ec1 Responsive
Ec2 MONTAGE ※新曲
Ec3 shout of JOY

<SETLIST> DAY2 -TAIL-
Op SE
M1 Buttefly Core
M2 RAGE IDENTITY
M3 EVALUATION
M4 ◆メドレー
 Human Dolls
 Blissful Jail
 ASTRAEA
 TRANSFORM
M5 赤い棘
M6 marvelous road
M7 Chewing girl
M8 WISHLIST
M9 セミステージ
M10 Separation
M11 TRIP×TRICK
〜VTR SE〜
M12 人間失覚
M13 ジツロク・クモノイト
M14 microSOLDIER
M15 君への嘘
M16 暗い夜の行き路
M17 MANY ORDER
M18 crash!
M19 COUNT DOWN
M20 RADICAL COASTEЯ
M21 RIOT

<ENCORE>
Ec1 Prize of Color
Ec2 MONTAGE ※新曲
Ec3 LUCKYDAY

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