ナイトdeライト、Zeppダイバーシティ東京ワンマン・ライブレポート。駆けつけた1500人のファンが熱狂!

2006年北海道札幌市で結成され、今年で活動11年目を迎える4人組ロックバンドのナイトdeライト。
ヴォーカル:平野翔一、ギター:三橋恵之矩、ベース:長沢紘宣、ドラム:田中満矢の4人から構成される。

レーベル無所属、事務所も自分たちで作りながら屈折11年歩んで来た。
「希望を歌う」というテーマを掲げるバンドの動きは特殊で、ライブハウスでのライブに
縛られず、幼稚園、小中高校、大学、老人ホーム、ショッピングモール、教会、病院など
をくまなく回り、年間130本以上のライブを毎年こなす。
また、北海道いのちの電話のテーマソングに選ばれたり、国際飢餓対策機構の親善大使に
就任してカンボジアでボランティア活動に励んだりと、その活動の幅は広い。

リーダーの長沢は語る:「同じ動きをずっとしていても、変わらない。大きな勝負に出る
必要性を感じていました。北海道の無名のバンドがライブをやるには大きすぎる箱。
しかし誰もがびっくりするチャレンジをしてはじめて開ける道があると思う」

バンド自身の過去最大集客数は地元北海道道新ホールでの700人。
地元を離れ、東京のZEPP単独ライブは途方もなく無謀に思えたが、毎月札幌から関東に
入り、ツアーで駆け巡り、一心に思いを歌に乗せ届け続けた。

各地でライブを重ね、チケットを手売り、迎えた7月30日。ナイトdeライトの大舞台を
見ようと全国各地から1500人を超えるファンが集まった。

開演直後、幕が開き、将軍の姿に似たてたメンバーが北海道から東京に乗り込んでいく
イメージの映像からスタート。

会場からはものすごい歓声。映像終わりと同時に歌い出したのは、ニューアルバム
SHIFTの中に収録されている「キシカイセイ」。そのまま「essence」、「Believer」
「強さ誇らず」とアップテンポの曲が4曲続き会場のボルテージは高まる。

その後「NIJI」や「証」などの代表曲を経て、甘いバラードの「撚り糸」では、
ドラムの田中がおもむろに立ち上がり、ピアノの席へ。キーボードとヴァイオリン、
チェロの音色とともに田中の奏でるピアノに合わせてヴォーカル平野が歌い上げた。

ライブ全体を通してサポートメンバーも豪華。通常のライブハウスでは聴けない
サックス、キーボード、ヴァイオリン、チェロ、パーカッションと四人のバンド
サウンドの一体感が会場を魅了した。

 ライブ終盤に差し掛かった頃、長沢が語り出す:「日本にはバンドが本当に
たっくさんいる。めちゃくちゃ歌も上手くて、演奏技術もあって、そんな人たちに
比べて僕らは本当にちっちゃいです。でも、『希望」に特化して、『希望』を歌い
続けるバンドがなくちゃいけない。あなたは価値のある人間だ、と伝え続けるバンド
がなくてはいけない。このメッセージがこの日本を変えていくんだ、と信じて僕たち
は歌っています」

 最後の曲は、11年前のメンバー結成のストーリーを歌にした「僕らのページ」。

感極まったヴォーカル平野が涙し、最後にはメンバー全員が出て来て肩を組んで
ラララと熱唱。ナイトdeライトらしさに会場があたたかく包まれ、メンバー退場。

 アンコールは、「Stain」から「終わらない夢」の2曲続き。コンサドーレ札幌の
公式テーマソングにもなったこの曲に会場は大いに盛り上がり、さらにダブル
アンコールの「光」では会場みんなで手を上げて飛び跳ねて、最高のエンディング
を飾った。

【2017年7月30日ナイトdeライトZEPPダイバーシティ東京セットリスト】

M1 キシカイセイ

M2 essence

M3 Believer

M4 強さ誇らず

M5 NIJI

M6 人生ロデオ

M7 証

M8 撚り糸

M9 ハンドル

M10 ブランコ

M11 真価論

M12 Separate

M13 君はそれで素晴らしい

M14 白彗

M15 家

M16 ポラリス

M17 所帯持ったっていいじゃない

M18 Let Every Nation

M19 僕らのページ

——-

EN1 Stain

EN2 終わらない夢

EN3 光

< ナイトdeライト Official Website >
http://night-de-light.com/