小沢健二、初の映画主題歌書き下ろしは『リバーズ・エッジ』!タイトルは「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」。

小沢健二が、『リバーズ・エッジ』に自身初となる映画主題歌「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」を書き下ろしたことが発表された。

小沢健二は今年2月に19年ぶりとなるシングル「流動体について」をリリース後、フジロックフェスティバルへの出演、9月にはSEKAI NO OWARIとのコラボレーション「フクロウの声が聞こえる」をリリース。さらに初の絵本となる「アイスクリームが溶けてしまう前に」を福音館書店より上梓、10月には初の配信及びストリーミング解禁し、更にApple Music独占で「フクロウの声が聞こえる」のプレミアムの映像を展開するなど、活動再開後、常にあっと驚かす革新的な一手を投じてきた。

今回小沢健二が楽曲を書きおろした映画『リバーズ・エッジ』の原作は岡崎京子。映画化されるにあたり、かねてより岡崎京子と親交があり、その固い絆で知られる小沢健二へ、映画製作サイドから主題歌提供を依頼したところ快諾、この夢のタッグが実現した。
小沢健二にとっては本作が初の映画主題歌となる。さらに今回の楽曲には、メインキャストである二階堂ふみと吉沢亮が参加していることも併せて発表された。

二階堂は楽曲の印象について「まるで、問いかけるように、思い出を語らうように、寄り添うように、明日に向かう曲を聴きました」とコメント。一方吉沢は「初めてデモを聴いた時から今日まで、毎日気が付くと頭の中で流れています」と楽曲に魅了されている事を明かした。映画の終わりに何かひとつ時代性の総括が欲しいと思っていたという行定監督は、「予想を軽々と裏切ってくる楽曲をすばらしく思いました」と映画により深みが与えられたことに満足のコメント。
なお、歌詞全文が同時に小沢健二のオフィシャルサイト「ひふみよ」にアップされた。音源の解禁・発売に関しては未発表のため、まずは歌詞を噛みしめながらどのような楽曲なのか想像を膨らませつつ続報を待とう。

映画『リバーズ・エッジ』は、2018年2月TOHOシネマズ 新宿他 全国ロードショー。

【コメント】
■二階堂ふみ
まるで、問いかけるように、思い出を語らうように、寄り添うように、明日に向かう曲を聴きました。
『リバーズエッジ』へと導く小沢さんの唄は、懐かしい新しい、現在進行形の作品だと思います。

■吉沢亮映画のラストでこの曲が流れて来た時、大切な何かが過ぎ去っていくのをただじっと見守っているような、切なさと温かさが入り混じった感覚に自然と涙が流れました。初めてデモを聴いた時から今日まで、毎日気が付くと頭の中で流れています。 

■行定勲監督
映画の終わり方として、何かひとつの時代性の総括がほしいと思っていました。「あの時代はなんだったのか」ということを語るのに、岡崎京子を一番理解している人間はメロウじゃなくて感傷的じゃなくて、ものすごく爽やかなんだと。だからこんなにも力強いんだって。僕たちの予想を軽々と裏切ってくる楽曲をとてもすばらしく思いました。

小沢健二プロフィール
1968年生まれ神奈川出身の男性シンガーソングライター。
1991年のフリッパーズ・ギター解散後、1993年「天気読み」でソロデビュー。同年1stアルバム「犬は吠えるがキャラバンは進む(後に「dogs」に改題)」をリリース。
1994年にスチャダラパーと共演したシングル「今夜はブギー・バック」で一躍名を馳せる。その後1994年に「LIFE」、1996年に「球体の奏でる音楽」というアルバムをリリース。ソウルやジャズ、ファンクなどをミックスした独自のポップサウンドが、幅広い層から支持を集める。その後、国内での音楽活動を休止し1998年に渡米。しばしの沈黙を経てニューヨークで録音したアルバム「Eclectic」を2002年に発表し、R&Bやヒップホップに傾倒した音作りに注目が集まる。2006年には全曲ヴォーカルレスのエレクトロニカテイストの作品「Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学」をリリース。2010年5月、突如発表し、チケットが争奪戦となった約13年ぶりのライブツアー「ひふみよ」で全国をまわり、2012年3月には東京オペラシティにて12夜にわたるコンサート「東京の街が奏でる 小沢健二コンサート 二零一二年 三月四月」を行った。
2016年には6年ぶりの全国ツアー(全14箇所)「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」を開催。そして2017年2月、シングルとしては1998年以来19年ぶりとなる「流動体について」を発表、夏には初の野外フェス、フジロックフェスティバルへの出演、9月にはSEKAI NO OWARIとのコラボレーションシングル「フクロウの声が聞こえる」をリリース。
さらに10月にはApple Musicにて自身初となる音源配信及びストリーミングを開始し話題を集める。

■二階堂ふみ  as若草ハルナ
1994年生まれ、沖縄県出身。2009年『ガマの油』(役所広司監督)でスクリーンデビュー。2011年『ヒミズ』(園子温監督)でヴェネチア国際映画祭「マルチェロマストロヤンニ賞(最優秀新人賞)」を受賞。主な映画出演作に『脳男』(13/瀧本智行監督)『地獄でなぜ悪い』(13/園子温監督)『四十九日のレシピ』(13/タナダユキ監督)『ほとりの朔子』(14/深田晃司監督)『私の男』(14/熊切和嘉監督)『味園ユニバース』(15/山下敦弘監督)『この国の空』(15/荒井晴彦監督)『蜜のあわれ』(16/石井岳龍監督)『オオカミ少女と黒王子』(16/廣木隆一監督)『ふきげんな過去』(16/前田司郎監督)『SCOOP!』(16/大根仁監督)『何者』(16/三浦大輔監督)など。雑誌の連載では文筆業やカメラマンとしても活動している。2018年の大河ドラマ「西郷どん」の愛加那役で出演予定。映画公開待機作に『いぬやしき』(2018年公開予定)がある。

■吉沢 亮  as山田一郎
1994年生まれ、東京都出身。2009年に行われた「アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン」で受賞しデビュー。仮面ライダーフォーゼの朔田流星/仮面ライダーメテオ役で注目を浴び、テレビドラマ・映画と活躍の場を広げ今秋には舞台、百鬼オペラ「羅生門」(インバル・ピント&アブシャロム・ポラック演出)が控える。主な出演作に『アオハライド』(14/三木孝浩監督)、『さらば あぶない刑事』(16/村川透監督)、『オオカミ少女と黒王子』(16/廣木隆一監督)、『トモダチゲーム』(17/永江二朗監督)、『銀魂』(17/福田雄一監督)など。公開待機作に『悪と仮面のリール』(18/中村哲平監督)『ママレード・ボーイ』(18/廣木隆一監督)主演映画『あのコの、トリコ』(18/宮脇亮監督)がある。

■行定 勲 監督
1968年生まれ、熊本県出身。助監督として林海象監督や岩井俊二監督の作品に参加し、長編第一作『ひまわり』(00)が第5回釜山国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞し、演出力のある新鋭として期待を集める。『GO』(01)では、日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ国内外の50の賞に輝き、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)が観客動員620万人、興行収入85億円、同年実写映画1位の大ヒットを記録。10年には『パレード』が第60回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞、国内外から支持を得る監督のひとりである。 他代表作には、『北の零年』(05)、『春の雪』(05)、『遠くの空に消えた』(07)、『クローズド・ノート』(07)、『今度は愛妻家』(10)、『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(13)、『円卓 こっこ、ひと夏のいまじん』(14)、『真夜中の五分前』(14)『ピンクとグレー』(16)『ナラタージュ』(17)など監督作多数。 また、劇場映画にとどまらず、携帯動画配信BeeTV「女たちは二度遊ぶ」の制作や、WOWOW「平成猿蟹合戦」(14)で初の連続TVドラマの演出をするなど、メディアの幅を広げているほか、「ブエノスアイレス午前零時」(14)、「趣味の部屋」(13・15)、「タンゴ・冬の終わりに」(15)などの舞台演出も手掛けている。

【リリース情報】
iTunes URL
「フクロウの声が聞こえる」
http://po.st/it_ok_fukuro 

「流動体について」
http://po.st/it_ok_ryu 

Apple Music
「フクロウの声が聞こえる」
URL:http://po.st/am_ok_fukuro 

「流動体について」
URL:http://po.st/am_ok_ryu 

【リリース情報】
小沢健二とSEKAI NO OWARI
フクロウの声が聞こえる
2017年9月6日発売
1200円(税抜)TYCT-39063

<収録内容>
・フクロウの声が聞こえる
・シナモン(都市と家庭)
・フクロウの声が聞こえる instrumental
・シナモン(都市と家庭) instrumental 

【関連サイト】
□SEKAI NO OWARIオフィシャルHP
http://sekainoowari.jp/ 

□小沢健二オフィシャルHP
http://hihumiyo.net/

□小沢健二特設サイト
http://sp.universal-music.co.jp/ozawa-kenji/