「最高に幸せです!」アイドラ、1年ぶりとなる ワンマンライブで2年ぶりの全国ツアー開催を発表

ジャンルレスな楽曲だけでなく、ミュージックビデオからヴィジュアルまで、全てをセルフプロデュースで作り上げる4人組ロックバンド、I Don’t Like Mondays.(通称:アイドラ)が、5月19日に渋谷duoでワンマンライブを開催した。
彼らにとって、この日は、昨年6月に開催された「E.P.『SUMMER』Release Party」以来、およそ1年ぶりのワンマンライブ。アルコール飲料・ZIMAとのコラボイベントとして開催され、チケットも即日完売となったプレミアムな一夜だけに、ボーカルYUは、「今日ここにいる人はラッキーです!」と最高の笑顔で語りかけると、持ち味であるエンターテイメント性の高い楽曲たちで、集まったオーディエンス達を魅了した。
開演時間。SEにのせて、CHOJI(Gt.)、KENJI(Ba.)、SHUKI(Dr.)、そして、サングラスにタイトなスーツ姿で決めたYU(Vo.)がステージに登場した。80’s感溢れるダンスナンバー「Crazy」からライブはスタート。YUが「一夜限りの忘れられない夜にしますよ!」と叫ぶ。オールドスタイルなロックンロールを鳴らした「SING」では、曲のアウトロで4人がこの日だけのドラムセッションを披露し、、その野性的なリズムに合わせたハンドクラップで会場が一体になると、そのまま躍動感のあるポップソング「TONIGHT」へと続きduoをさらに熱くさせる。ソウル、ファンク、ヒップホップからロックまで、アイドラが鳴らすのは、あらゆるジャンルの音楽を呑み込んだ芳醇でスタイリッシュなポップミュージックだ。その随所にはフロアのお客さんが一緒に手拍子をしたり、歌ったり、踊ったりできる、ファニーな遊び心が数多く盛り込まれている。中盤、コール&レスポンスで湧いた「Shape of love」から「Freaky boy」ではメンバーのソロ回しでも喝采を呼ぶ。4人の確かな演奏力を感じるファンキーなパーティソングを畳みかける頃には、会場はすっかりお客さんの笑顔で包まれていた。
ワンマンということで、MCではYUがメンバー全員に話題を振る。「普段、めったに喋らない人に喋ってもらいましょうか」と振られたSHUKIが「そういうこと言うと、ハードル上がるじゃん!」と嘆きながら答えたり、「2日前ぐらいから(この日のライブが)楽しみになってきた」と語ったCHOJIには、「だいぶ直前だね(笑)」と、SHUKIが突っ込む。メンバー同士の和気藹々としたトークにも笑いが絶えなかった。
 
ライブの後半、CHOJIが美しいピアノの旋律を奏でた「Marry me」で会場を暖色の光で照らし出すと、「次の曲はI Don’t Like Mondays.にとって特別な曲です」と、静かな口調で紹介したのは、「LIFE」だった。「僕らの曲は楽しい曲が多いけど、そんな僕にも眠れない夜があります」。そんな言葉と共に、どんなに真っ暗な夜でも、必ず朝が来るというポジティブな想いを託した壮大なバラードは、この日の感動的なハイライトのひとつだった。
「Alright!まだいけるか東京!」。YUの力強い言葉が弾んだ軽妙なポップソング「Fashion」に続けて、CHOJIのハードロックなギターソロから、ヘヴィなサウンドへとなだれ込んだナンバー「TOKYO BROTHERS」へと畳みかけると、ライブはクライマックスに向けて熱量を上げていった。スイートなハーモニーにフロアがうっとりと酔いしれた「Girlfriend」のあと、YUは「みなさんにはやりたいことがありますか?」と語りかけた。「こんなことを言うと、人生はそんなに甘くない。やりたいことをやれるのは一部の人だけだと言う人がいるかもしれない。でも、人生は1回きり。やりたくないことのために生きていいんですか?」と。そして、“自分の道を進め”というメッセージを込めた「On my way」へ。上空へと高らかに飛び立つような解放感溢れるロックナンバーで会場のシンガロングを誘うと、ラストソングは「FIRE」。頭上のミラーボールが美しい光を放射するなか、メンバーがステージを自由に動き回り、そのたびに会場から沸き起こる熱狂的な歓声と共にライブは幕を閉じた。
アンコールでは、メンバーがワイルドな衣装へと替えてステージに現れると、何も言わずに、未発表の新曲「Up to U」を披露。心地好いミディアムテンポが会場を優しく揺らした。そして、YUが「幸せとは、共有だと思う」と熱い口調で語りかけ、自分たちが好きな音楽で喜んでくれるのが嬉しいと感謝を伝えると、「僕は今、最高に幸せです!」と力強く叫んだ。ラスト1曲は、みんなで一緒に歌い、一斉にジャンプした「WE ARE YOUNG」。ステージ上のメンバーは、4人で音楽を奏でる楽しさを心から噛み締めるように、互いに目を合わせると、最後に生声で「ありがとうございました!」と叫び、ライブはフィナーレを迎えた。
 
なお、この日のライブで、I Don’t Like Mondays.は9月から12月にかけて、2年ぶりの全国ツアーを開催することをサプライズ発表した。圧倒的なエンターテインメント性をまといながら、よりロックバンドとして泥臭く進化していくアイドラの姿を、ぜひ目撃してほしい。
 
(取材・文/秦 理絵)
(写真/t.hosoda)
(衣装協力/QL Mansion Maker)
 
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■INFORMATION■
 
2年ぶりとなる全国ツアー開催決定!!
「I Don’t Like Mondays. LIVE TOUR 2018(仮)」
 
2018年9月30日(日)梅田クラブクアトロ 開場17:15/開演18:00
(問)キョードーインフォメーション 0570-200-888(毎日10:00~18:00)
 
2018年10月8日(月・祝)品川ステラボール 開場17:00/開演18:00
(問)キョードー東京 0570-550-799
(※平日11:00-18:00 土日祝 10:00-18:00)
 
2018年10月19日(金)仙台darwin 開場17:00/開演17:30
(問)G/I/P 022-222-9999
 
2018年11月3日(土)横浜ランドマークホール 開場17:00/開演17:30
(問)KM MUSIC 045-201-9999
 
2018年11月11日(日)名古屋E.L.L. 開場17:15/開演18:00
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
 
2018年11月18日(日)HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-2 開場17:00/開演17:30
(問)KM MUSIC 045-201-9999
 
2018年12月1日(土)福岡スカラエスパシオ 開場17:00/開演17:30
(問)キョードー西日本 092-714-0159
 
208年12月16日(日)札幌DUCE 開場17:00/開演17:30
(問)マウントアライブ 011-623-5555(※平日11:00-18:00)
 
チケット料金:4,860円(税込)
【東京2Fは全席指定 / 横浜&福岡のみ全自由 / 他スタンディング】
※小学生以上有料。未就学児童は入場不可
 
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【2018年イベント出演予定】
 
2018年6月30日(土)
SUMMER TIME LOVER CIRCUIT「サマラバ!」2018
会場:仙台Rensa、仙台darwin、仙台CLUB JUNK BOX、仙台MACANA、 SENDAI HooK、LIVE HOUSE enn2nd(サーキットイベント:いずれかへの出演となります)
 
2018年8月16日(木)
City Jam~SCOOBIE DO × I Don’t Like Mondays.~
会場:代官山LOOP
 
2018年8月18日(土) 
TOKYO MUSIC CRUISE 2018
会場:ザ・プリンス パークタワー東京
 
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<セットリスト>
I Don’t Like Mondays.「ZIMA presents ONE SHOT」
2018年5月19日(土) duo MUSIC EXCHANGE
 
1 Crazy
2 SING
3 TONIGHT
4 FEELING
5 Shape of love
6 Freaky boy
7 Marry me
8 LIFE
9 Fashion
10 Don’t look back
11 TOKYO BROTHERS
12 Girlfriend
13 On my way
14 FIRE
 
En1 Up to U
En2 WE ARE YOUNG
 
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オフィシャルサイト