【特集】SHE’S パーソナル・インタビュー VOL.1 <井上竜馬>(Key&Vo)「SHE’Sは “ピアノロック”に収まらない」

「聴けば、きっと囚われる。旋律に愛されたバンド」SHE’S。 彼らが今週2月6日に3rd Album『Now&Then』を発売した。メロディックでありながらも、ポップネスなアプローチに溢れたアルバムで、また新たなSHE’Sを感じさせるに十分な素敵な作品だ。

今回「DE COLUM」では、通常の新譜(アルバム)紹介とは異なるベクトルから、今のSHE’Sを読み解いていくことにした。バンドを構成するメンバー4人の「個」、「パーソナリティー」に、今あらためて着目したい。

「こういう音楽を奏でているから、きっとこういう人達」――。そのイメージは、正しいのか。その疑問に対する答えを、あるいはヒントを、約ひと月にわたるリレー形式でのパーソナル・インタビューから、じっくり深く探っていくことにした。

第一回目を飾るのは、バンドのブレインでありながら魅惑の歌声を持つキーボード&ボーカルの井上竜馬。

彼の生い立ちから、今現在のSHE’Sに対する思いまで、たっぷり語ってもらった。

 

井上竜馬を創る、無条件の愛と想像力の余白

――井上さんがバンドを始めたきっかけは、そもそもなんだったんですか。

井上:中1の頃、漫画の「BECK」を読んで「ギターかっこええ!」ってなったんすよ。同じ時期にELLEGARDENにもハマって、仲がよかった友達に「かっこいいから聴いて」って宣伝したらみんなハマって(笑)。そのメンバーでバンドを組んだのが最初でしたね。

――ピアノがスタートではないんですね。

井上:ピアノは音大に通っていた従姉の影響なんです。バリバリに弾いてる彼女がかっこよかったので、親に「ピアノ習いたい」って頼みました。小1から中3まで続けてたのかな。

――自分から「やりたい」っていう感じだったとは…。

井上:たしかに、男の子だとレアかもしれませんね(笑)。

――井上さんって、趣味や好きなものってなにがありますか。

井上:犬! 人が大好きで人に対して無条件で愛情を渡そうとする姿が愛おしいなってずっと思ってて。見返りを求めない感じがいいですよね。だから、人間でも犬っぽい人が好き。感情が素直に出る人は、わかりやすくていいですしね。

――他に好きなものってありますか。

井上:写真と旅行かな。写真って人の感性に触れやすいものだと思うんです。どういうところに感度を持っていかれた、何を美しいと思った。誰かが惹かれたものを知ることができるのは面白いし、「なんでいいと思ったんだろう」と考える想像の余白があるのも好きですね。

――では、旅行は?

井上:単純に知らないものや人と触れ合うのが楽しいんです。国内も海外もひとりで行っちゃうし、どこでも現地の人としゃべってます。日本から出ることで、日本のよさや日本っぽさとかについても考える機会になるのもいいですよね。いろんな国へ行きいろんな人に会うことで、自分の人生の選択肢を増やす経験にもなると思ってます。

――ご自身の想像力であったり、感覚を広げることがお好きなんですね。

井上:そうかもしれないです。読書家と呼べるほどでもないですか、小説も好きですよ。原田マハさんとか伊坂幸太郎さんとか。

――原田さんの作品は無条件の愛情を感じるものが多いですし、伊坂さんの作品は想像の余白を掻き立てられますよね。お好きなものには、とても一貫性がありそうな。

井上:言われてみれば。無意識に、そういうものを選んでるのかもしれないですね。

失望することを恐れない強さ

――井上さんは、どんなお子さんだったんですか。

井上:幼稚園の頃は友達も少なくて、部屋の隅っこでよく本を読んでる子だったらしいです。小学生のころは、けっこう友達と遊んでました。野球もサッカーも始めて、よく動く子でしたね。

――小学生時代に野球やサッカーをしている子って、超モテそう(笑)。

井上:そんなことないんすよ。足が速い子に全部持っていかれてて(笑)。

――またまた、そんなことを…。

井上:本当ですって(笑)。バレンタインも塾が一緒だった子に唯一もらった、義理チョコだけでしたからね。

――もしかして本命だったんじゃないですか。

井上:本命の子にハリーポッターのチョコを渡さないでしょ(笑)。本命だったらハート型とか、もっと他にあると思うので。

――なるほど…。中学生のころは、どうされてたんですか。

井上:ずっと野球をやってましたね。

――それに平行してピアノもされていたわけですよね。

井上:そうですね。でも、当時の僕にとっては野球の優先順位が1番上でした。野球で骨折してきて、ピアノの先生に怒られたこともありました(笑)。

――ずいぶんやんちゃだったんですね。高校生のころも、そんな感じだったんですか。

井上:いえいえ、全く。とにかくすれて尖ってました。周りの人のことも信用してなかったですし、人間関係もそんなに作らなかったですね。学校に行きたくなくて遅刻したときもいっぱいあったし、放課後はすぐにバイトにいってました。

――中学の頃の活発なイメージと一転ですが、何かきっかけになったことがあったんですか。

井上:中学でいじめが多すぎたんですよ。目の前でも起こるし、自分も対象になったし、関わってないのにいじめグループのメンバーとして名前をあげられる。よく騒いでるほうだったから、仲がいい子たちと一緒にくくられたんでしょうけど。それで疲れちゃったんですよね。

――でも、今の井上さんはそのすれた感じってないですよね。その状況から救いだしてくれたものってなにかあったんですか。

井上:バンドですね。メンバーももちろんですけど、ライブハウスのスタッフさんやバンド仲間、応援してくれる人などたくさんの出会いのおかげです。

――たくさんの出会いのおかげ、ですか。

井上:関わる人が増えたことで、良い人のほうが多いって再認識できたんですよ。誰かに失望するのが嫌だから避けてたんですけど、自分から歩み寄っていかないとあかんなって。

――SHE’Sの歌詞には“君”という形で女の子を想像させる描写がよく出てきますが、過去の恋愛に紐づいていたりするんですか。

井上:しますね(笑)。2013年くらいに付きあってた女の子がいて、失恋系の曲に出てくるのはだいたいその子です。今回の『Now&Then』だと「Used to be」や「Clock」、「月は美しく」とかそうですね。

――でも、井上さんが振られるのって想像つかないです。

井上:振ったことも振られたこともありますよ。気持ちが離れていってお別れになることが多いかな。

――恋愛の延長線上に別れが存在しているのは、井上さんにとって普通のことなんですか。

井上:そうですね。自分のことを好きじゃなくなった相手に、「好きでいてよ」って言っても仕方ないじゃないですか。自分が言われても「めんどくさいな」って思うし。相手の気持ちを優先したいからこそ、「わかった」ってお別れします。

――落ちこまないんですか。

井上:それは、落ちこみますよ。でも、落ちこんでから「絶対に忘れてやらねえ!」って曲にします(笑)。はけ口があるのは、ラッキーですね。

 

拒絶はクリエイティブじゃないから

――今回のアルバムは『Now&Then』というタイトルですが、井上さんのターニングポイントになった“Then(その時)”っていつですか。

井上:閃光ライオットに出た2012年ですかね。初めてメンバーみんながプロとしてやっていこうと同じ方向を見たタイミングだったんですよ。それまでは、僕が曲を作ることが好きで組んだバンドやったし、それに付きあってくれて楽しくやってるだけだったので。わざわざ東京まで行って3000人のお客さんを目の前にライブができたのは、やっぱり嬉しかったんですよね。

――初めて応募して、いきなりファイナリストだったんですか。

井上:実は前の年にも、応募してるんです。結成してすぐだったし、一次審査は通ったけど二次審査はダメで。当時は売れたいとも思っていなかったので、翌年に出すつもりもなかったんですよ。そしたら、たまたまライブを見に来ていた新人発掘の人に「応募してみないか」って言われて。それで再チャレンジって感じでした。

――その新人発掘の人が見に来てなかったら…。

井上:今のSHE’Sはないかもしれませんね(笑)。

――きっかけになった“Then”から、ご自身で変わったなって感じることってありますか。

井上:曲作りにおいて、受けいれられることが多くなったところかな。以前は「ここはこうなんですよ!」って我を通すタイプだったんですけど、今はプロデューサーさんやディレクターさんの意見をちゃんと聞くようにしてます。

――謙虚になったということですか。

井上:ちょっと違いますね。知ろうとした、って感じです。自分の知らないことや自分にないものを、もっと取り入れなきゃだなって。僕たちはまだデビューして3年目だし、何年もプロとしてやっているかたの意見がまだわからないのも、しょうがないんですよ。でも、それを拒絶するのはクリエイティブじゃないと思うから。僕はミュージシャンである前に人間としてもかっこよくいたいタイプなので、たくさん吸収してよりよい方へ変わっていきたいです。

SHE’S『歓びの陽』

 

友達として戦友として

――ここからは、メンバーのみなさんについてもお伺いしたいと思います。井上さんがメンバーにキャッチーフレーズをつけるとしたら、どんな感じになりますか。

井上:食べすぎ注意のハード・ロッカー、服部 栞汰。「エンタの神様」感があってよくないですか?

――(爆笑)。

井上:広瀬は…。クールなふりして小心者、広瀬 臣吾。もとからクールなんですけど、輪をかけてクールぶってるんすよ。そのくせに、実は緊張しいですごい臆病。めっちゃ慎重派ですね。僕が勢いで突っ込みそうになるときに、止めてくれるのも広瀬です。

――輪をかけてクールぶるとは、どういうことですか。

井上:メンバーに対して挨拶をしないんすよ。「お!」みたいなのもない(笑)。気づいたらスッといなくなってるし、読みやすいようで読めないやつですね。

――木村さんは、いかがですか。

井上:スポンジボブ、木村 雅人。素直すぎて吸収力がエグイし、優しいので。

――なるほど。井上さん自身のキャッチーフレーズは、なんでしょう。

井上:わんわん大好き、井上 竜馬とか(笑)。

――そこは、犬押しなんですね(笑)。メンバーの関係性や各々の性格って変わってきてる感じしますか。

井上:バンドにおける姿勢は変わってきてると思うんですけど、人間的な部分でいくと大きな変化はないですね。

――プライベートな話とかは。

井上:しますよ!

――というと、仕事を頑張っていく戦友というより友達の延長線としての認識のほうが強いですか。

井上:どっちもですね。これで飯を食っていくっていうビジネス関係もあるし、友達の部分も残ってますし。両方あるからこそ、不思議な関係かもしれません。

 

 

一言で言い表せるバンドにはなりたくない

――プロとして音楽をやっていく、を考えるときに、そのスタンスっていろいろあると思うんです。SHE’Sのスタンスは、どのような感じなのでしょうか。

井上:自分たちが好きだと思える音楽をやっていくことです。嫌やなって思いながら演奏すると、そのエネルギーってお客さんに伝わっちゃうから。だから、音楽性が変わっていっても、ピアノロックというカテゴリーから外れても全然OK。好きな音楽って年々変わっていくものだと思うし、その時の自分の気持ちが赴くほうへ素直に向かっていきたいですね。

――英詞より日本詞を選ぶようになったのも、そういった気持ちの変化だったわけですもんね。

井上:そうですね。伝えたいという思いが強くなったから、日本詞が中心になっただけなので。日本人だから日本語みたいな考えって、正直くだらないじゃないですか。曲としてのプライオリティーを見越して、自分のやりたいことに向いているマッチしている曲や言葉を選ぶ。それだけのことですよ。

――聴き手の感じかたよりも、自分の表現したいこと優先ということですか。

井上:そうでもないです。自分のなかにたまっていたものを吐き出して曲にしてから、周りに伝わりやすいものに調整していきます。だから、どっちもバランスを持ってやってる感じです。

――SHE’Sは今後、どのようなものを歌っていきたいですか。

井上:あまりこだわりはないです。「こういう曲を歌って、こういうアーティストになる」ということを、最近は意図的に考えないようにしてて。

――それはなぜ。

井上:僕のなかには「いろんな音楽が好きで、いろんなジャンルを演奏して歌いたい」っていう欲求がある。それを無理やりジャンルに落としこむのは、不健康だと2018年に気づいたんです。結果的に「ロックバンドじゃないじゃん」って言われるようになっても、それはそれでいい。音を楽しむことが僕にとっての、最重要事項なので。

――なるほど。

井上:『Now & Then』は、そういうムードのなかで生まれたアルバムです。自分が好きだと思える曲を作った、自由度の高い肩の力がぬけた1枚。すごいお気に入りやし、このスタンスを僕は続けていきたいと思ってます。もちろん大きなバンドにはなりたいけど、「こんなバンド」って一言で表せるバンドにはなりたくない。わかりにくいバンドかもしれないですけど、そこに自然と人がついてきてくれるSHE’Sを目指します。

 

SHE’S『The Everglow』

 

――素敵ですね。井上さんにとっての夢はなんですか。

井上:バンドとしては、フルオーケストラと一緒にライブをすること。個人的には、楽曲提供を求められる人になることですね。どんな曲でも書けるからこそ、仕事としても活かしていければ。老後は、片田舎でパン屋さんがいいな…(笑)。

――では最後に。井上さんにとって、SHE’Sとはなんでしょうか。

井上:兄弟ですかね。人生というと大げさすぎる気がするけど、大事な存在なので。今の僕にとって必要な存在だし、きっと人生を語るうえでもなくてはならないもの。縁を切らない限り、一生傍にいて協力しないといけないというか。もしSHE’Sをやめても、おじいちゃんになっても、メンバーとはずっと友達だろうしね(笑)。そういう面でも、兄弟かな。

撮影: 田中伸二 (Luz-p.o.)
取材・文:  坂井彩花

企画・編集:木村秀之 (交文エージェンシー)

 

>>>次回予告

SHE’S  パーソナルインタビュー VOL.2「服部栞汰(Gt)」登場 ☆★

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〈Release Info〉

★2019.2.6 Release

3rd Album『Now & Then』

【初回限定盤】(CD+DVD) TYCT-69138 3,500円(+税)

【通常盤】(CD) TYCT-60134 2,800円(+税)

〈CD収録曲〉

  1. The Everglow ※MBS/TBSドラマイズム「ルームロンダリング」オープニングテーマ
  2. Dance With Me
  3. Used To Be
  4. Clock
  5. 歓びの陽 ※「モンストグランプリ 2018 チャンピオンシップ」大会イメージソング
  6. Set a Fire
  7. ミッドナイトワゴン
  8. Upside Down ※TVアニメ「アンゴルモア元寇合戦記」エンディングテーマ
  9. 月は美しく(Album ver.)
  10. Sweet Sweet Magic
  11. Stand By Me

〈DVD収録内容〉

『SHE’S Autumn Tour 2018 “The One”』Tour Documentary

・Live at Shibuya Club Quattro 2018.11.29

(歓びの陽/Monologue/月は美しく/The Everglow/C.K.C.S./Over You/遠くまで/Curtain Call)

・”The One” Tour Documentary with Extra Shots

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★SHE’S Tour 2019 “Now & Then”

SHE’S史上最大キャパとなるZepp Tokyoを含む全国ツアー開催決定!!

■2019年2月16日(土)福島/ 郡山 HIPSHOT JAPAN

open 17:30 / start 18:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:NorthRoadMusic 022-256-1000

■2019年2月23日(土) 京都/ KYOTO MUSE

open 17:30 / start 18:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:SOUND CREATOR 06‐6357‐4400

■2019年2月24日(日)香川/ 高松 DIME

open 17:30 / start 18:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:DUKE 087-822-2520

■2019年3月1日(金)静岡/ 浜松 Live House 窓枠

open 18:30 / start 19:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:SUNDAY FOLK PROMOTION 054-284-9999

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■2019年3月15日(金)北海道/ 札幌 PENNY LANE24

open 18:15 / start 19:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:WESS 011-614-9999

■2019年3月17日(日)宮城/ 仙台 Rensa

open 17:15 / start 18:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:NorthRoadMusic 022-256-1000

■2019年3月20日(水)岡山/ YEBISU YA PRO

open 18:30 / start 19:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:夢番地 082-249-3571

■2019年3月21日(木・祝) 福岡/ DRUM Logos

open 17:15 / start 18:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:キョードー西日本 0570-09-2424

■2019年3月23日(土)広島/ HIROSHIMA CLUB QUATTRO

open 17:15 / start 18:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:夢番地 082-249-3571

■2019年3月24日(日)愛知/ 名古屋 DIAMOND HALL

open 17:15 / start 18:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:SUNDAY FOLK PROMOTION 052-320-9100

■2019年4月6日(土)長野/ 松本 ALECX

open 17:30 / start 18:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:キョードー北陸 025-245-5100

■2019年4月7日(日)石川/ 金沢 EIGHT HALL

open 17:30 / start 18:00

料金:前売 ¥3,500(税込) ※ドリンク代別 問い合わせ:キョードー北陸 025-245-5100

■2019年4月13日(土)大阪/ なんばHatch

open 17:00 / start 18:00

料金:前売 <1Fスタンディング>¥3,500(税込) ※ドリンク代別

<2F指定席>¥4,000(税込) ※ドリンク代別

問い合わせ:SOUND CREATOR 06‐6357‐4400

■2019年4月20日(土)東京/ Zepp Tokyo

open 17:00 / start 18:00

料金:前売 <1Fスタンディング>¥3,500(税込) ※ドリンク代別

<2F指定席>¥4,000(税込) ※ドリンク代別

問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

ツアー特設サイト:http://she-s.info/shes-tour2019/

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