昨年7月に発売された「広い河の岸辺~The Water Is Wide~」が、“希望の歌”としてロングヒット中。
クミコが唄う、次世代に唄い継ぐ子守唄「うまれてきてくれて ありがとう」が、本日9月2日発売。
同楽曲のMUSIC VIDEOも解禁された。
今まで母が子に唄うものだったとされる子守唄。
夫婦共働き・女性の社会進出・少子化などの社会的変化に伴い、母親主導の子育てから、父親も積極的に参加する子育てが求められ、近年イクメンが増えているとされる。
こうした世の中の変化を受け、NPO法人日本子守唄協会は、創立15周年を記念して、パパも唄える次世代に唄い継ぐ子守唄の制作を決定。
日本子守唄協会会長の湯川れい子は、子育て経験もあり仕事では第一線を走り続けているつんく♂に、作曲とプロデュースを依頼。
クミコが歌声を吹き込み、次世代に唄い継ぐ子守唄「うまれてきてくれて ありがとう」が誕生した。
また、近年は子育てをサポートする職場環境や社会環境の整備も必須となり、イクメン教育や働くパパ・ママの職場環境改善のために“イクボス”の存在が必要とされている。
昨年には厚生労働省が、部下の仕事と育児の両立を支援する上司や経営者“イクボス”を表彰する「イクボスアワード2014」を開催。
今年の10月には、第2回目となる「イクボスアワード2015」の開催も決定している。
そしてNPO法人日本子守唄協会は、時代変化の象徴である“イクボス”と、新世代の子守唄として制作を試みた「うまれてきてくれて ありがとう」とのコラボイベントの開催を決定。
当日は「イクボスアワード2014」グランプリ受賞者の金原高明や湯川れい子によるトーク、クミコによる「うまれてきてくれて ありがとう」「イルカの子守唄」などミニライブも行われる。
また、“イクボス”発祥の地・群馬県よりコメントも寄せられる予定だ。
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<イクボスと育てる新世代子守唄「うまれてきてくれて ありがとう」コラボイベント 詳細>
【日程】9月18日(金)
【時間】開場 12:30 / 開演 13:00
【会場】J-SQUARE SHINAGAWA(港区港南2-5-12 JOYSOUND品川港南口店2F)
【登壇者】音楽評論家・作詞家:湯川れい子、歌手:クミコ
イクボスアワード2014グランプリ:金原高明(株式会社セプテーニクリエイティブ部部長)他
【内容】「イクボス」推進者・該当者のトーク、子育てに関するトーク、クミコ子守唄ミニライブ
【主催】NPO法人日本子守唄協会
【後援】日本コロムビア
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NPO法人 日本子守唄協会 創立15周年記念
クミコ コンサート「うまれてきてくれて ありがとう」
【日程】10月9日(金)
【時間】開場 15:00 / 開演15:30
【会場】学習院創立百周年記念会館 正堂(JR目白駅下車すぐ、学習院学院構内)
【出演】歌手:クミコ、湯川れい子と東京女声合唱団ほか
【料金】全席指定5,800円(税込)
※小学生以上有料、未就学児は大人の方は一名につき一人までは入場可、膝上でご覧ください。
【内容】 新作子守唄の発表/美智子皇后陛下作詞「ねむの木の子守唄」や「広い河の岸辺」などクミコのレパートリーによるコンサート
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湯川れい子 作詞 × つんく♂ 作曲・プロデュース
NPO法人 日本子守唄協会 創立15周年記念曲
クミコ 「うまれてきてくれて ありがとう」
COCA-17051 ¥1,204+税
「うまれてきてくれて ありがとう」Music Video
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クミコ LABEL OFFICIAL SITE
http://columbia.jp/kumiko/
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【音楽評論家・作詞家 湯川れい子 コメント】
これまでの子守唄は、母がわが子に唄うものでした。
しかし、少子化・女性の社会進出・夫婦共働きと、時代は大きく変わりました。
それに伴って、子育ては母親だけでなく、お父さんや保育施設など、社会全体で行うようになった、とても大切な社会活動なのです。
今回、出来上がった次世代への子守唄は、自ら父として子育てを積極的に行う、つんく♂さんとの共同作業で生まれました。
この子守唄が、どうぞ大切な命をつなげていく、未来への架け橋になる事を心から祈っています。
【歌手 クミコ コメント】
春先に、湯川さんから次世代の子守唄を作りたいというお話をうかがいました。
そして思いがけないことに、つんく♂さんが作曲をしてくださることになりました。
そして。できあがった子守唄は、新しい命を「ようこそ」と迎える歌になりました。
私には子供がおりませんが、この歌が、これから育てるべき子供のような気がしています。
イクメンという言葉があります。つんく♂さんのように、積極的に子育てに参加する男性のことです。
イクボスという言葉もあります。イクメンの働く職場の上司のことだそうです。
イクメンはイクボスの理解なしに存在できません。
これからの時代は、生まれ来る命をみんなで支え合う時代です。
社会のみんなで「ようこそ」と、新しい命を迎える時代です。
今月18日に、イクボスの方をお迎えしてのイベントを企画しています。
私には未知の、その実態やご苦労などをうかがいたいと思います。
ぜひともご参加くださいませ。
【つんく♂ コメント】
「うまれてきてくれて ありがとう」
4月に作詞家の湯川れい子先生とクミコさんと三人で打ち合わせをしました。
子守唄ってなんだろう。子守唄って子供の為だけの唄なのだろうか。
子守唄って子を持つ親の為の唄でもあるよね。 いや、子供をとりまく環境全てに子守唄って必要だよね。 そんな事を話しました。
世の中にはいろんな環境で育つ子供がいます。
世界には我々には想像出来ないような環境で生まれてくる子供もいるでしょう。
どんな子であっても親はきっとその子を見てこう思うでしょう。
「我が子よ、生まれてきてくれて本当にありがとう。お前に会えて本当に幸せだ」と。
また、そう思えるような環境を世の中もつくっていかなければならないんだと思います。
何かでも話しましたが、俗に言われるポップスというジャンルの曲より、こういう曲ってとてつもないスケール感が必要なので、作曲の幅も無限大でとても難しいです。
今回はメロディが出てくるまでに少々時間がかかりましたが、でも、最初のフレーズが出て来てからは割と早く曲になったと思います。
そこからは湯川先生に歌詞を入れていただき、クミコさんが仮唄を入れ、歌詞の手直しがあり、本番のレコーディン グに望んでいただきました。
唄は圧巻の癒しボイス。
イントロから唄に入った瞬間に心がぷかぷかと浮かんでくるような気分になりました。
普段会話している時はシャイというか謙虚というか素敵なお姉さまなのに、こうやってヴォーカリストとしてマイクの前に立つと強力なオーラを感じます。
この曲は感情を入れすぎても 無表情すぎても成立しないので、とても難しい歌唱を要求されたとは思いますが、 唄が入って感激しました。
僕からしたらこの曲さえも 歌詞がのって、唄が入って「うまれてきてくれて ありがとう」そう思います。
カップリングの「イルカの子守唄」は元気と寂しいが両立する曲。
仲間と遊んでる時は楽しいけど、夕暮れてくると寂しくなって早く家に帰りたい時 子供の頃ありましたよね?!
そんな気分を曲にしました。
そこに湯川先生がまるでどこかの国の童話のようなお話を歌詞にしてくれました。
そしてクミコさんが、童心にかえって歌う。
心わくわくさせながら歌っているのが目に浮かびます。
どちらの曲も子守唄ではありますが、我々大人の唄でもあるように思います。
いつもは一人で作詞も作曲も仕上げてきましたが、こうやってどなたかとコラボしながら仕事すると自分の作品も客観的に見れるので、とても新鮮です。
どうかたくさんの皆様の心の中に届きますように!
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【日本子守唄協会とは】
2000年、富山新聞社主催「子守唄の会」を実施。同年、西舘好子理事長のもと、日本子守唄協会設立。
子守唄は、世界中の国で歌い継がれる大切な文化であり、子供の情緒形成にも大きく貢献すると医学的にも確認されている。
協会では、“親と子の絆”“子育て支援”等、実社会における子守唄の持つ役割の大切さを普及啓発するため、全国にて講演会・イベント・シンポジウムを開催し、子守唄の普及活動を行っている。
また、子守唄を全国で収集し、歌詞や楽曲を日本の文化遺産として保存する活動も行っている。
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【クミコ プロフィール】
茨城県水戸生まれ。1978年「世界歌謡祭」に日本代表の一人として参加。
1982年シャンソニエの老舗・銀座「銀巴里」でプロ活動をスタート。
02年「わが麗しき恋物語」が、“聴くものすべてが涙する歌”としてヒットし一躍脚光を浴びる。
10年「INORI〜祈り〜」がヒットし、第61回NHK「紅白歌合戦」初出場を果たす。
翌年3月11日、コンサートで石巻に訪れた際、東日本大震災に遭遇し被災。
14年6月、コロムビア移籍第一弾アルバム「美しい時代のうた〜クミコ コロムビア カヴァーズ〜」をリリース。7月、NHK連続ドラマ「花子とアン」「マッサン」で劇中に流れ話題となっているスコットランド民謡「The Water Is Wide」の日本語版「広い河の岸辺〜The Water Is Wide〜」をリリースすると、オリコン演歌・歌謡曲部門にて22週連続トップ50入り。
12月29日付けにて1位を獲得しロングヒット中、全国で合唱バージョンも唄われており、今なお広がりをみせている。
Yahoo!トップニュースでも「中高年の希望の歌」として取り上げられ再注目を浴びている。
また15年3月には、戦後70年のメッセージソングとして「先生のオルガン」をシングルリリース。
9月2日、湯川れい子作詞、つんく♂作曲・プロデュースの日本子守唄協会 創立15周年記念歌である新作子守唄をリリース。