Tokamiインタヴュー

tokami_6月29日・新宿ReNYでワンマンを行うTokami。その前哨戦として、1月25日に池袋サイバーを舞台に、60分1本勝負の無料ワンマンライブバトルを実施!!ガチンコな戦い、あなたも全身で受け止めろ!!

                   
「負の感情」をテーマのもと、ダークかつラウドで先鋭的なサウンドへ哀切さと抑揚を重ね合わせたメロディアスな歌をミックス。ゴシックハードロマンな音楽性が熱い支持を集めているTokami。彼らは、昨年12月に2ndフルアルバム『Metamorpha』を発売。6月29日には、新宿ReNYを舞台に「Tokamiワンマンライブ Unknown Sanctuary~a place of your own~」を行う。その前哨戦として、1月25日(月)池袋CYBERで「Tokami 60分限定無料ワンマンライブ”H.B.1000.F”」と題した完全無料ライブも実施。今の彼らがどんな想いを胸に活動しているのかを、Agato/K/kazuha/Reno(1000は別作業のために欠席)の4人に伺った。

失恋したときのズッと切なさ引きずった感情を女性目線で楽曲に書き記したことから、とくに女性ファンからの支持が上がれば、ライブでも高い人気を得ています。

――Tokamiと言えば、攻撃的なサウンドアプローチを行うバンドでしたが、昨年kazuha(G)とReno(B)の加入によって音楽性が大きく変貌。「負の感情」をテーマに据えたゴシックハードロマネスクなバンドへと進化。その音楽性を凝縮したのが、昨年12月に発売したアルバム『Metamorpha』になります。この作品自体が、Tokamiの大きな転機にもなったんじゃないですか??
Agato kazuhaの楽曲を作品の主軸に置いているように、これまでのTokamiとは異なる音楽性も組み込んでいれば、既存のスタイルを踏襲した楽曲さえも、kazuhaのギターやRenoのベースが入ることで彩豊かに進化しているのは間違いないです。
kazuha 以前のTokamiはハードな面を色濃く押し出していたんですけど、自分やRenoの加入以降、Tokamiの中へ”負の感情を強調した物悲しい曲調”は増えました。同時に、Tokamiの楽曲自体が、「人が心に抱える悲しさ」など、聞いた人がより感情移入しやすいスタイルに変貌してきたとも思っています。
――アルバム『Metamorpha』を聞いてると、気持ち重ね合わせやすい歌に胸をキュッと刺激されますからね。
Agato kazuhaの持ってくる楽曲や、彼のギターの旋律が”物悲しいメロディ”を導き出してゆくように、僕自身が余計に楽曲の世界観へ感情移入しやすくなれば、今までにないメロティアスな表情を歌の中へ投影するようにもなった。それこそ、触れていると切なくなったり、どこか懐かしさというか、ノスタルジックな雰囲気に酔い落ちてしまうような…。
――歌詞にも、切ない表情が増えましたよね。
Agato これまで以上に現実味を増した物語と言いますか、より一層、人が心に抱える様々な心模様に寄り添う想いを歌うようになりました。
――切ないラブソングも増えていませんか??
Agato 失恋したときのズッと切なさ引きずった感情だったりね。しかも、それらの楽曲を女性目線で書き記したことから、とくに女性ファンからの支持が上がれば、ライブでも高い人気を得ています。
――「人の感情へ寄り添うリアリティさ」は、Tokamiとして求めていきたい世界観だったのでしょうか??
Agato それ以前までは神話な世界など、どちらかと言うと物語性の強い楽曲を形作ってきましたが。今はそこではなく、触れた人たちが「自分の気持ちに重ね合わせられる」言葉を綴りたい気持ちを持っていますし、実際に親しみ覚える歌詞も心がけています。
K 以前までのTokamiは、激しさの中へ壮大な物語世界を描いてたけど、昨年頃から、一気に恋愛感情を綴った歌も増えたよね。
Agato より身近になったよね。とは言いながらも、そこへは”人を失う歌”なども書いたりしてるんだけど…。

これまでのTokamiらしさを描いてゆくAgato/K/1000に、新しい表情を加えてきたkazuha/Reno、その「らしさと新しさの融合」をアルバム『Metamorpha』に投影しています。

――kazuhaさんとRenoさんのTokamiへの参加は、Tokamiへ大きな化学反応を起こした形なんでしょうね。
K 2人の加入は大きかったですね。楽曲自体がより引き締まれば、バンドの持つポテンシャルや楽曲のクオリティも格段に上がりましたからね。
Agato それぞれの楽曲の輪郭がはっきりしてきたよね。だから、聞いてくれる人たちもTokamiの曲世界へ気持ちを投影しやすくなっているんだと思う。しかも、歌メロ自体の力もガッと増したことも大きかった。
K アルバムの『Metamorpha』を聞けば、それが一目瞭然なんですよ。これまでのTokamiらしさを描いてゆくAgato/K/1000に、新しい表情を加えてきたkazuha/Reno、その「らしさと新しさの融合」を巧みに作品へも投影出来ていますからね。
Reno 僕の場合、本格的なバンド活動はTokamiが初めてなんです。まだまだ手探りとはいえ、その新鮮で無邪気な、でも熱を持って挑む本能をTokamiの中へ投影出来ているのであれば、僕としても嬉しいことですから。
――Tokamiの面白さって、同じ楽曲でもライブと音源では異なる聞こえ方がしてくるところなんですよね。
Agato うちらのライブは、とにかく暴れまくる人たちばかりだからね。なので、ライブで体感的な熱狂にまみれ、その心地好さを持ち帰りながら、音源ではその余韻に浸って欲しいなと思ってる。

今、発売している『Metamorpha』というアルバムは2枚組仕様になっているにも関わらず、Disc.1しか入っていません。何故なら、6月29日の新宿ReNYで配布するDisc.2をその中へ入れて、初めて1枚の世界観として完成するからです。

――東名阪仙を軸に、全国各地へ活動の輪を広げているTokamiですが、その精力的な活動の一つの成果を描く場として、6月29日に新宿ReNYを舞台にワンマンライブ「Unknown Sanctuary~a place of your own~」を行います。
Agato この日のワンマンは、Tokamiにとっても一つの節目となるライブ。今、枠を超えて幅広い層の人たちから支持を得ているように、その支持の広がりをこの日までにより大きくさせようと思い、今、いろんな戦略を練りながら精力的に活動しているところです。
kazuha ライブはもちろん、物販なども含め、いろんな面で訪れた人たちを楽しませてあげたいんで。
Agato 1月には物販で御神籤を用意。大吉が当たった人にはメンバーの私物をプレゼントしたり、2月にはバレインタインに向け、メンバーの写真をプリントしたチロルチョコなども用意するつもりでいるし。
kazuha でも、一番は『Metamorpha』というアルバムを手にし、その作品を一緒に完成させて欲しいんですよ。
Agato そこには、ある仕掛けが施してあるからね。
kazuha 今、発売している『Metamorpha』というアルバムは2枚組仕様になっているにも関わらず、Disc.1しか入っていません。何故なら、6月29日の新宿ReNYで配布するDisc.2をその中へ入れて、初めて1枚の世界観として完成するからです。
K だからこそ、アルバムの完成へ至るまでの道のりをTokamiと一緒に過ごして欲しいと思い、まずは、今ある『Metamorpha』の世界観を軸に活動もしているわけなんですよ。

1月25日の池袋サイバーを完全無料招待ライブにしているように、少しでもTokamiへ興味を持ってくれた人たちに気軽に足を運んでもらいたいなと思っています。

――その新宿ReNY公演へ向けての前哨戦として、1月25日に池袋サイバーを舞台に「Tokami 60分限定無料ワンマンライブ”H.B.1000.F”」と題した完全無料ライブも行います。
K この日を完全無料招待ライブにしたのも、少しでもTokamiへ興味を持ってくれた人たちに気軽に足を運んでもらいたいなと思ったことからなんです。きっとこの日、これまで体感したことのないライブの楽しさを池袋サイバーで味わえるはずですから。
Agato この日は、昨年10月10日に高田馬場AREAで行ったワンマンライブの模様を収録した通販/ライブハウス会場限定発売になるLIVE DVD『=Advent Gibeon=』の先行発売も行われるからね。Tokamiはライブ映像に関してはyoutubeにもほとんど出していなければ、作品としても販売していないように、この作品を手に出来るのも貴重な機会になること。何より、Tokamiのライブにしかない独特の空気をぜひ味わっていただきたいなと思ってる。
kazuha 音源のみを聞いてた人たちなら、ライブに足を運ぶと「こんなに頭振るバンドなの?!」と驚くと思う。
Agato 音源では胸に響く楽曲が中心なのに、ライブになると、それらの表情さえこんなにも激しくなるんだと、その変貌してゆく様に驚かれるはず。
K 歌物でさえ、ライブになると暴れ曲へ変貌するのがTokamiなんで。何より大きな見どころが、うらのAgatoが客席へ乱入していくこと。
Agato Tokamiのライブって、お客さんどうしが手を繋ぎ合い、円陣を組んでヘドバンしたりと暴れまくるんですよ。僕自身も客席へ飛び下り、一緒に輪の中へ交わりヘドバンしてゆく曲もありますからね。しかもその光景は、会場の規模に関係なく何時でもやっている。もちろん新宿ReNYの舞台からだって飛び下り、客席で一緒に暴れようと思っています。
K そういう熱狂を体感してもらう入り口としても、まずは、1月25日に池袋サイバーで行う60分1本勝負の無料ワンマンに来てもらいたいんですよ。そこで「Tokamiのライブって楽しい」と思ってくれたなら、今度は新宿ReNYのワンマンに足を運んでもらいたいなと思ってる。

とにかく一度、Tokamiのライブを体感して欲しい。そして、思いきり「あなたの負の感情」を曝け出しながら暴れまくってください。

――これからもTokamiは、6月29日の新宿ReNY公演へ向けていろんな展開を施していくそうですね。
kazuha ネット媒体なども上手く駆使しながら、Tokamiのことを知ってもらうためのいろんなアピールをしていこうと計画中です。まずはその一環として…。
K 早ければ1月中には、遅くとも2月頭頃までに「弾いてみた」の映像を動画サイトへアップします。Tokamiで表現しているのとはぜんぜん異なるジャンルの楽曲を弾きまくると思いますけど、それが一つの導線になってくれたら嬉しいなと思ってのことなんで。
Reno 僕に関しては、とにかくTokamiの中でベースを弾くことが楽しくて楽しくてしょうがないように、Tokami Soundを支える縁の下の力持ち的な存在として。でも、しっかり主張してゆくベーシストとしてアピールしていきますから。
kazuha Tokamiがテーマとして掲げている「負の感情」。それを、より色濃く表現していくのが自分の使命だとも思っているように、どんな色濃い「負の感情」が『Metamorpha』のDisc.2となる作品へ反映してゆくのか楽しみにしていてください。
Agato とにかく一度、Tokamiのライブを体感して欲しい。そして、思いきり「あなたの負の感情」を曝け出しながら暴れまくってください。

                         TEXT:長澤智典

Tokami Web
http://tokami.heavy.jp/

★CD情報★

『Metamorpha』
型番:SWTK-8
発売元:Starwave Records
販売元:FWD Inc.
価格:3,240円 (税込)
仕様:12ページブックレット
CD 収録曲:
01. Anemone
02. 追憶の葬、弔の蒼
03. Lemurian Seed
04. さよならの果てに雨は降りて
05. Lost memory
06. Venom
07. Poker face
08. Addicted lover
09. Crimson Sky
10. 憂鬱なる不確かな明日、微笑みの先についた嘘
11. Liar

★LIVE情報★

2016.01.25(月)池袋CYBER
Tokami 60分限定無料ワンマン
「H.B.1000.F」
※通販/ライブハウス限定DVD「=Advent Gibeon=」先行発売あり
Starwave Records presents
OPEN: 18:30 / START 19:00
前売 ¥0 / 当日 ¥0 ※D別

2016年6月29日(水) 新宿ReNY
Tokamiワンマン「Unknown Sanctuary~a place of your own~」
OPEN: 17:30 / START 18:00
前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,000 ※Drink代別
出演:Tokami
※当日重大発表あり
※入場者特典あり
【チケット】
http://sort.eplus.jp/sys/
■バンド予約(ペアチケット)
■当日券(ペアチケット)
※ペアチケットは1枚で2名入場可能となります。
※ペアチケットは1枚で1名の入場も可能となります。